こんにちは、頑固オヤジ店長久保です。
ナイロン素材のバッグって軽くて持ちやすくって便利です。あなたもお気に入りのナイロン素材のバッグ、1つや2つ持ってますよね?そんなナイロンバッグですが、やはり弱点があるんです!!そう、「ほつれ」です!!

頑固オヤジ店長
「ほつれ」はナイロンだけじゃなく、コットン素材にもみられます。素材の切れ端がほどけて、ボサボサになっていく状態で、ほっとくと生地が裂けてしまう、恐ろしいヤツです。

ナイロンバッグのほつれに悩むお客様からのご相談

先日お客様から「コーデュラナイロンのバッグから糸が沢山出てきたんだけど、どうにかならないの~?」とご相談を受けました。

頑固オヤジ店長
防弾チョッキにも採用されるほど頑丈な素材のコーデュラナイロン。え?糸が出てきたって、そんなことある?
びっくりしつつもお客様に詳しく状況をお伺いしてみたところ、こんな状態になっていたんです!!

頑固オヤジ店長
あちゃー、これは相当ほつれてるなぁ、、、
ジッパーポケット部分のファスナーを縫い合わせた裏側、生地の端部分がほつれて糸がたくさん出てきた、ということだったんです。

ナイロン素材ってなんで、ほつれるの?

そもそも化学繊維のナイロン素材なのに、なんでほつれたりするの?って思われる方もいますよね。みなさんがお持ちのナイロンバッグの素材、通常のポリエステルナイロンもそうなんですが、防弾チョッキに使用されるぐらい頑丈なコーデュラナイロンも、残念ながら、ほっておくといずれは「ほつれ」ちゃうんです。ナイロン素材って、結局、細い糸を織りあげて生地にした繊維層なので、その織り端(バッグでいうと、ファスナーの内側の縫い終わり部分や、本体内部の縫い合わせ部分の端っこ)が、この写真みたいにほつれていくんですよ。

ナイロン素材の「ほつれ」対処法

今回は、この「ほつれ」を簡単に処理する対処法をご紹介したいと思います。「ほつれ」に悩まされる方はぜひお試しください。

【その1】ほつれた糸は、見つけ次第切る

ほつれた糸は、見つけ次第、ハサミで糸の根元部分を切り落とします。(※生地を縫製してある部分との距離はできるだけ残してあげましょう。

【その2】切った端をライターであぶる

切り落とした糸の端をライターで軽くあぶって(溶かしてだまを作る)処理をします。ナイロン素材は化学繊維でできてるので、熱を加えると溶けて固まる、という性質があるんです。

頑固オヤジ店長
ほおっておくと、またほつれてしまいますがこの熱処理を施すことで再発を防ぐことができるんですよ!
ナイロン素材のバッグをお使いのあなた、買ってから1年くらい経っているようでしたら、一度バッグの縫い合わせ部分をチェックされてみてはいかがでしょうか?早期発見して、熱処理で補修していくと、より長く愛用できますよ

「ほつれ」を放置して、裂けてしまった場合

「ほつれ」は放置すると、縫い合わせ部分を超えて、生地が裂けてしまいます。残念ながら、「すでに裂けちゃったんですけど、、」という方は、2つの修復方法をご紹介しますので、やってみてください!

【その1】まつり縫いで補修する

まずは1つ目の修復方法。バッグの持ち味を生かした一番自然な修復方法です。裂けた部分の大きさによっては、ちょっと寄れた箇所ができてしまいますが、裂け目が小さいようなら、全く目立たない仕上げにできますよ。

  • 裂けた部分の糸のほつれをライターであぶって溶かす。
  • 避けた部分を寄せ合わせた状態で、まつり縫いする。
  • 縫い終わったら、できるだけ平らにならす。
  • これで出来上がりです♪

    【その2】ナイロン補修シートを使って補修する

    こちらは、ちょっと荒技的な方法。ただ、裂け目が大きい場合でも修復ができますよ。

  • 裂けた部分の糸のほつれをライターであぶって溶かす。
  • 市販のナイロン補修シートを、裂けた個所の裏側から貼る。
    (ナイロン補修シートは大体、裏側が粘着タイプになってます。)
  • 縫い終わったら、できるだけ平らにならす。
  • 裂け目が大きい場合は、裂けてなくなった生地分を想定して、出来上がりが平らになるように、補修シートを貼るのがコツです。

    まとめ

    さあ、いかがでしたか?使い勝手のいいナイロン素材のバッグの唯一の弱点ともいえる「ほつれ」。バッグを買ってから1年くらいで一度裏側の縫い合わせ部分をチェックしてみましょう。「ほつれ」はひどくなる前に、早期発見!

  • 【その1】ほつれた糸を切ってライターであぶる。
  • 【その2】裂けてしまった場合は、まつり縫いで縫い合わせる。
  • 【その3】裂けめが大きい場合は、ナイロン補修シートで補修する。
  • 以上、お試しください!
    最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
    それではまた♪