こんにちは!店長久保でございます♪

さて、革手縫いの修行も今回で3回目。
前回から制作を始めた革切り包丁の仕上げです。



前回3目手前まで縫いました。残り3目は片方の針で縫い進めていきます。
手前3目で片方は止め(赤い糸)、もう片方の針で波縫いします。(黒い糸)
戻ってきたら片結びの要領でくぐらせて(図を参照)木工ボンドをチョンと付けて引っ張ります。(矢印のように)

ここまでできたら、後は両端とも糸を根元で切って、丸きりで横の糸に同化させてあげます。

これで手縫いの工程は完成。

◆次にコバの処理をしていきましょう!!

合わさった革をまず、平らに豆カンナで削ります。
両角(包丁を差し込まないほうの)を豆カンナでおとし、150番の紙やすりで丸くする。
次に400番で仕上げ磨きをします。

本体の銀面はキャメル、削った部分は肌色になってしまったので角部分にスラピンで着色していきます。綿棒でスラピンを塗る⇒指でふのりを塗る⇒布で強く磨く⇒紙やすり400番で軽く磨くこの作業を3~4回繰り返します。包丁差し込み口以外の3辺ともに、ですので時間がかかります、、、
繰り返すほどテッカテカに綺麗に仕上がりますよ!

◆玉ネンでラインを入れる。
次に、前回同様、アルコールランプで玉ネンを熱し、残り3辺の表裏に線を入れます。


この角度で先端を立てて線を入れるときれいに入りました!!

最後に、前回同様、コバにロウをこすりつけてロウビキをして、布で気合いを入れて磨きあげます。

完成品がこちら。



第4回目の次回は、ついに革細工の道具入れ/ポーチの制作を始めます♪
まずは型紙起こしからです。

次回ご期待ください!!