こんばんは~、店長久保でございます♪
第9回目の今回は、横マチ下部の準備と、前回作った横マチ上部との縫い合わせしていきたいと思います。だいぶ全体像が見えてきますよ~♪
まずは、横マチ下部の準備です。裏革の両先端を3mm幅くらい漉きます。以前ご紹介した要領で、下にガラス版を敷いて革切り包丁を斜めに滑らせるように。
漉き終わったら5mm幅のところにボールペンで線を引き、角ベラで癖を付けてボンドで留めてへり返しをします。
横マチ下部の両先端を5mmずつへり返しができたら、これで横マチ下部の表革と裏革の大きさが同じ大きさになりました!次にこの表革、裏革に下記画像のように縫い穴をあけていきます。(9本菱目打ちで)
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縫い穴があいたら、表革の両先のコバを磨きましょう!!紙やすり400⇒150の順で削り、下地を整えてから、染料を塗る⇒ふのりを塗る⇒布を磨く⇒150番でちょっと削る工程を繰り返します。艶が出たらロウビキして布で磨き、玉ネンでラインを入れて終了。
下記画像の箇所を革切り包丁で薄く漉いておきます。
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今準備が終わった横マチ下部の表革、裏革を下記画像の15mm幅を残し真ん中部分をボンド留めします。
(横マチ上部を挟み込む部分になります。)
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横マチ上部の挟み込む部分を10mmくらいやすりで擦って荒らしておきます。(ボンドが付きやすいように。表裏ともに)荒らした部分にボンドを付けて、横マチ上部を横マチ下部に挟み込んで圧着します。
第6回目で作ったベロを、横マチ部分にボンドで仮留めして、菱切りで縫い穴を貫通させます。
両端を手縫いしたら完成です!!
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コバ磨きした部分が良いアクセントになって出来上がりが引き締まりますね~♪
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相変わらず、裏革に先にあけた縫い穴と、革を貼り合わせた後に貫通させた縫い穴が若干ずれてしまいますね、、、今のところこれが一番難しいな、、、
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さあ、次回はいよいよ胴部分の準備に入っていきますよ~!!
次回をお楽しみに♪