こんにちは!店長久保です♪
レーシングポニーってなんだ??ご存じない方も多いと思いますが、これ、革を手縫いするときに使う道具なんです。革の手縫いって、2本の針を両手で縫っていくので、縫う革を固定しないとすごくやりずらいんですよ、、、その時に革を固定するのがこの、レーシングポニー、またの名をウマ、なんです。
今日はこのレーシングポニーの自作をご紹介したいと思います。
まず、木材をそれぞれの長さにカット。レーシングポニーの革を挟む、横の腕部分の先端外側を45度で切り落とし、根元に等間隔でネジ穴を開けます。お尻に敷くレーシングポニーの土台部分を電動彫刻刀のような道具でひたすらRを付けて先を薄く削っていきます。準備できたのがこちら。
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地味ですが、めちゃめちゃ大変な作業。買おうとすると7千円から1万5千円くらいの値段なんですが、うなずけますね、、、
白木のまんまではさすがに味気ない、というか格好悪いので、水性塗料で色を塗りました。一回塗って乾かして、また塗っては乾かして、、、4回ほど重ね塗りをしました。
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レーシングポニーの土台部分、違和感のない座り心地になっています。彫刻刀で削った後も手作り感満載ですが、これはこれで格好良いですよね~。
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腕部分もこんな感じ。
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腕部分の内側、革を挟む部分にスポンジをくっつけました。革を固定するときに、革に傷がつかずに安心ですね♪
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さて、ここまできたらあと少し!!レーシングポニーの土台部分と腕部分をネジで固定していきます。革を挟む時に腕が動くくらいにゆるく締めるのがポイント。
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最後に、これがレーシングポニーに革を挟んで固定する革のバンドです。厚みのあるヌメ革。せっかくなのでコバをふのりを付けて、しっかり磨き、手縫いでステッチを入れました♪
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ついに完成!!!こちらが店長久保の自作レーシングポニーでございます♪
渋い革の道具ができましたね~、革のバンドもステッチを入れて大正解♪細かい部分が全体のクオリティーを高めてくれるいい例ではないでしょうか♪
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さあ、これで大物の手縫いも随分やりやすくなりますね~♪