ポルコ~コンビなめしを施したピッグスキンの話。

こんにちは♪店長久保でございます。
今日は TANDEM OLD SCHOOL/タンデムオールドスクールの新シリーズ、DOPE/ドープに採用されているコンビなめしを施したピッグスキン、ポルコについての話をひとつ。
まずはご覧ください！通常スエードに使用されるピッグスキン、ソフト、スムースな印象のピッグスキンですがしっかりとコシを持ちながら柔らかい、といった革質になっています！パイピングや付属部分にオイル栃木レザーを採用していることも影響してさらにがっしりとした持ち応えがある革質に感じられますね～。

製法としましては、軽くて丈夫、とっても上質な国産のピッグスキンをコンビなめしで仕上げております。コンビなめしは合成なめしとも呼ばれ、皮革のなめし方で一般的で通常個別に施されるタンニンなめしとクロムなめしを混ぜて行うなめし方法なんです。
植物の成分”渋”でなめす伝統的な方法のタンニンなめしは、革本来の革質を味わうのに最適な、時間をたっぷりかけて仕上げる昔ながらの製法で、一方クロムなめしは合成剤（硫酸クロム、重クロム酸ナトリウム、クローム塩など）を使う科学的な方法で、柔らかく伸縮性を持たせることができる製法。このタンニンなめしとクロムなめしのいいとこどりをしたのが、このピッグスキンに施されたコンビなめし、というわけなんです～♪
さらに仕上げでWAX加工を施すことで可塑性（元に戻らない性質）を持たせているので、コシのある持ち応えを実現していますし、WAX加工による白い筋が少しずつピッグスキンに馴染んでいくことで自分だけの表情を育てていく、経年変化を楽しんでいただける！ということなんですよ～♪
しかも、見てください♪このショルダーベルト部分の肉厚なオイル栃木レザーとマットブラック（艶消しブラック）金具の重厚なディテール！！

ショルダーベルトをまとめるハンドルカバーも太番手のハンドステッチを施した男臭い仕上がりです♪肉厚な革の質感、握ると”ギシギシ”いう感じが堪りません♪

コンビなめしピッグスキンのポルコ、オイル栃木レザーともに圧巻の存在感ですよ！！

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