こんばんは、店長久保でございます!
裁断も無事終わりましたので、今回はブッテーロ、ヌメ革の切り端・コバを磨いていきたいと思います。
まずはコバを磨くときの”ふのり”の作り方をご紹介いたします。
これが”ふのり”。普通に食べることができる”ふのり”という海藻。
もともとはこんな形状です。ね~、本当に海藻ですね、、、
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これを一かけらちぎってお皿に入れます。(革のバッグ1つのコバを磨くのに必要な量がこのくらい)
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熱湯を注ぎ、ふのりをほぐしながらふやかします。ドロッとなってきたら完成です。
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革を裁断した後に、豆かんなを軽く掛けて角を少し落とした状態のコバがこの状態です。
豆かんなの後に紙やすりも掛けたんですが、まだザラッとした手触り。
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早速、ふのりを塗っていきましょう!
指にふのりを軽く付けて、コバを擦りながら塗って行きます。
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塗り終わったら、布で素早く磨いていきます。
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他の革部分も同様に、ふのりを塗って布で磨く。
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これを1辺につき3~4回繰り返しました。
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最後に蜜ロウを塗って光沢を出してあげれば、コバ磨きの完成です!!
ふ~、結構大変な作業ですね~。
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でも、切りっぱなしの革とは違い、しっかりふのりを塗って磨いてあげると
艶も出ますし立体感が出ますね~♪プラモで言うところの墨を入れる、
という作業に近いですね!
まだまだ下ごしらえの段階ですが、次回をお楽しみに♪