クイーンズ牛革ヌメ長財布、修理レポート。
こんばんは、店長久保でございます!
2月になって、ちょっとづつ寒さが和らぐ日が増えてきたような気がします。
嫁が一生懸命手入れをしている我が家のベランダガーデン、
多肉植物を食べに小鳥が来るようになって、CDを吊るしてみたものの
かいくぐってプランターの中身を荒らしに来るんですよ~
最終手段として明日、透明ネットをベランダ一面に貼りつけようと思うんですが
7階だから怖いんですよね、、、気を付けて設置しようと思います。
さて、今日はお客様より修理依頼でお預かりした
クイーンズ牛革ヌメ長財布の修理レポートをお届けします。
ウォレットチェーンを着けて使用していたら革本体が裂けてしまったとのこと、かなりの重症、、、
金具接続部を取り外してみました。
お客様と打ち合わせをしまして、補強をしつつの修理をすることに。
まずは革素材を調達してきました。
金具接続部の革の形に合わせてRを付けたデザインにしてみました。
型紙の時点でお客様にも確認してもらい、了承いただきましたので早速作業を進めていきます。
革を型紙通りにカット。
コバをきれいに処理していきます。
ふのりを塗ってコバを磨いていきます。
仮置きしてみるとこんな感じ。
縫い穴を開けてボンド留めしてしばらく乾かします。
まずは金具接続部の革を縫いつけるべく縫い穴を貫通させていきます。
今後裂ける心配がないように、もう一枚革を挟み込んで縫いつけていきます。
革本体を挟み込んでボンド留め。縫い穴を菱ギリで貫通させていきます。
ひたすら手縫い。
縫い終わりました。裏側にも革をあてることでさらに強度を高めています。
縫い上がり正面がこちら。いい感じに仕上がったと思います♪
デザイン的にも強度的にも満足のいく出来栄えです!!
お待たせしており申し訳ございません。
明日発送させていただきますので、お戻しまで今しばらくお待ちくださいね♪