こんにちは!店長の久保でございます♪
今日は7/13。
まだ梅雨明けしてない?みたいで
今日も降ったり止んだり、、、
はっきりしない天気だなぁ。
来週には梅雨明けすることを願いつつ、
久しぶりのミネルバボックスショルダーバッグ制作の
最新状況をお届けします。
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前回ご紹介しました
前胴部分とかぶせ部分を接着して
巻革をかぶせ、縫い合わせる、という
見せ場、クライマックス的な工程です。
そもそもご覧いただけるように
巻革には表裏部分に菱切りで縫い穴をあけているんですよ。
ですけどね、この巻革を
前胴部分とかぶせ部分を接着したものに
かぶせるでしょ、
できるだけ中心に合わせてかぶせて、縫い穴が対になるように
接着するんですけどね、、、
絶対ずれるんですよ。
だからずれるの前提で
巻革を接着した後に両側からもう一回
菱切りで縫い穴をあけてあげる。
そして縫いながら菱切りで縫い穴が一目一目合うように
貫通させながら手縫いする。
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手縫いしながら
”え~、最初に穴あけてるんだから
一発で針通ってほしいな、、、”
なんて思ってたんですけど
こんだけ厚い革を合わせて、さらに巻革を
かぶせてるんだから、縫い穴を貫通させるのも
一筋縄にはいかない、、、、
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でも、1穴1穴、菱切りで縫い穴を合わせて貫通させてから
針を通していくと、面倒なようで
確実に針が通るので、意外と気持ちよく縫い進むんですよ。
両側から針を通してぎゅっと縫い絞める。
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また菱切りで縫い穴を合わせて貫通させて
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針を通します。
地道なんですが、一つ一つの工程を
しっかり踏んでいくと
スムーズに流れていくんですよね。
まさに”千里の道も一歩から”。
ちょっとした1工程もすごく大事な仕事なんですよね~。
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まだ縫い途中ですけどね(笑)、、、
随分本体が出来上がってきたので
見てみましょう。
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側面部分の革のベルトパーツも
相当時間かかりましたけど、
格好良く仕上がってますよね~。
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底部分。
玉縁も格好良く入ってますね。
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内装部分。
ポケットはないですけどね。
トラッドなこの仕立て。型紙作るのも大変でしたけど
本体を接着して縫いあげていくのもかなり大変でした!!
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ミネルバボックスの革質、いいですよねぇ~。
シボ感たっぷり。
作っていく工程でこすれたり
傷がついたり、、、
かなりエイジングしてんじゃないの、
っていうくらい味のある風合いです。
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ここまでできてくると
(まだ完成してないですけど)
ほんと長かった、よく頑張ったな~って
この数か月の工程を
走馬灯のように思い出します。
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ここまで自分の手で作ってきたカバン。
なんだか、愛おしい。
縫い目も不揃いな部分もあるし
間違って貫通させた縫い穴だってあるけど、、、
でも、出来上がってきたら
そんな細かいところは関係なくって。
なんだ自分の子供みたい。
手塩にかけて育てた、って感じです。
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さあ、次回手縫いを完成させて、
ショルダーベルトを縫いあげれば完成です!!
あ、コバ磨きもやらなきゃだから、
もう2週間くらいはかかるかな、、、
完成したらブログでご紹介しますね♪