墨染ショルダーバッグにかぶせ留めベルト取り付けカスタム。
明けましておめでとうございます!
今年も当店、メンズバッグ専門店ガイア2096をよろしくお願いいたします♪
こんばんは、店長 久保でございます!
1/1~1/2お休みしてましたが、
本日1/3より営業、発送再開しました~。
さて、昨年末よりご依頼いただきました
かぶせ留めベルトの取り付けカスタム。
本日より作業開始しました。
まずはカシメにあてる革パーツの切り出しから。
先にカシメを通す穴をあけておきます。
綾織りベルトの先端の革パーツもカット。
今回使用する革パーツはこれで全部です。
切っただけだと切り端がギザギザなので
ふのりを作って、コバを磨いていきたいと思います。
まずはギザギザになったコバを
紙やすりで磨いて、できるだけ
ギザギザを落としていきます。
丸いパーツのギザギザも丁寧に
落としていきましょう。
コバのギザギザがだいぶ落ちたところで
さっき準備したふのりを塗って
指でこすります。
ふのリが乾かないうちに
布で磨きをかけていきます。
ベルトの端のパーツも四隅を磨いていきました。
全革パーツの磨きが完了。
相当細かい部分ですけど、
磨くのと磨かないのとでは
仕上がりの差に大きく影響が出るくらい、
とっても大事なポイントです。
さて、次はベルトの先端パーツに
縫い穴をあけるための線を
ネジネンで引いていきましょう。
その線に沿って
菱目打ちで縫い穴をあけていきます。
縫い穴があけ終わりました。
縫う前に菱ギリで貫通させてあげます。
これをやっておくと、実際手縫いをするときに
縫いやすくなるんですよね。
レーシングポニーの登場。
レーシングポニーに挟んで
手縫いしていきます。
綾織りベルトの先端に革パーツが付くわけです。
準備が整った綾織りベルトを
まずは本体底部分にカシメで
留めていきます。
かぶせにも真鍮リングを取り付けるべく
カシメで留めていきます。
この時に先ほど準備した革パーツを
裏表に挟んでいくわけです。
布地は革よりも目が粗いので
カシメが抜けてしまう恐れがありますからねー。
仕上がりもビンテージテイストに仕上がりますから
一石二鳥です。
先ほど本体にカシメで留めたベルト。
1点しか留めていないので
底マチを横断させた一番後ろ側を
本体に縫い合わせていきます。
前側はカシメ留め。
後ろ側は縫い合わせが完了。
底マチのベルト中央部分を本体と縫い合わせていきます。
バッグの奥に手を突っ込んでの縫い合わせ作業。
なかなかどうして、、、難しいんですよねぇ。
ついに完成!!
かぶせが一番下まで来ているときは
こんな状態。
荷物が増えてもかぶせをベルト留めできますよ。
この状態でも格好良いです!!
かぶせショルダーバッグにベルトが付くと
かなり雰囲気が変わりますよね。
今回は墨染のバッグということもあり、
ベルト留めにすることで雰囲気を壊さないように、
素材選びに細心の注意を払いました。
ただ縫い合わせるだけじゃあなく、
革パーツを挟んでカシメることで
ビンテージな雰囲気も出て存在感が増したと思います。
綾織りベルトの先端の革パーツも
重要なポイントです。
かぶせを留めるベルトを
底マチの後ろ側から前に持ってくることで
荷物が増えても、バッグ本体とかぶせで
グルッとホールドしてくれます。
気に入っていただけると嬉しいです。
それでは明日、発送させていただきますので
お届けまでもうしばらくお待ちくださいね!