こんばんは、頑固オヤジ店長 久保です!
メンズバッグ専門店ガイア2096を長らく営んでいると
いろんなレザーのバッグや財布を取り扱う中で、
それはいろんなレザーに出会うんです。

ロゼスムースレザーのバッグとの出会い

そんな中で、”お、これはなかなかどうして~”
と、今までにない感触、質感のレザーのバッグに最近出会ったんです。
それがこちらのロゼスムース、というレザーのトートバッグです。
ロゼスムースレザートートバッグ TSM-162
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ロゼスムースレザーの質感とは

まずは、ロゼスムースレザーの質感から。
最初に目が行くのはその厚さ。
しかも肉厚なのに、物腰が柔らかくて
ソフトでしなやかな持ち心地
なんです。
ここがまず驚きです。
普通ね、レザーってもんは厚みがあれば
それだけ硬いわけですよ。
ですが、このロゼスムースは柔らかいんです。
私が好きな革で、オイルバケッタレザーという革があるんですが
その革は厚みがある分、堅牢、硬質な革質なんですよね、
その心構えで行くと余計に柔らかさを感じてしまいました。
もう一つ特徴的なのは
細やかなシワ感と独自の艶感
先ほど挙げましたオイルバケッタなんかは
仕上げにパラフィン加工をして艶感を出したりするんですけど
このロゼスムースレザーは、そのパラフィンは使っていません。
なので、革本来の細かいシワ感も残しながら
染料仕上げすることで独自の艶感が出た
、ってことなんですよねぇ。

ロゼスムースレザーのトートバッグに初のオイル塗り込み依頼

先日、お客様からこちらのロゼスムースレザーのトートバッグ
TSM162のブラックのご注文があったんです。
その際に、絶賛開催中のキャンペーン、
オイルを塗ってお届けのご依頼いただきました。
今までいろんなレザーのバッグにオイルを塗って
お客様にお届けしてきたんですが、
今まで多かったのは、先述のオイルバケッタレザー、
フルクロームWAXレザー、国産オイルレザーなんかが多くって
ロゼスムースレザーにオイルを塗るはこれが初めて!!

ロゼスムースレザーのトートバッグにオイル加工実践

これが初のロゼスムースレザーにオイル塗り込み。
しかもブラックカラーです。
レザーにオイルを塗りこむと革の色合いが
ちょっとずつ濃くなっていくんですが、
その変化が一番わかりやすいのがキャメル
明るめのブラウンカラーですね。
その次はブラウン。
いわゆるチョコと呼ばれる革色で
こげ茶色です。
ここまでは私も経験があるのですが、
ブラックカラーのレザーのバッグに
オイルを塗るのは着古したライダースジャケット以外では
これが初!!
どんな感じに仕上がるのか
ちょっとドキドキしながら
オイル加工を実践していきたいと思います。
まずはコロンブスの馬毛ブラシ
軽ーくブラッシングしてホコリを落としてからスタート。
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前面からオイルを塗り広げていきます。
バッグが柔らかめなので、中にアンコという
詰め物を多めに入れた状態で作業していきました。
バッグ自体デカいのでなかなか前面塗り広げるのに
結構時間がかかりますねぇ。
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間口がスナップボタン留めになった形状なので、
スナップボタンを外して、トートバッグの中に
手を突っ込んだ状態でオイルを塗りこんでいきます。
底部分も真ん中で縫い合わせた構造になっているので
縫い合わせ部分の溝にも注意しながら、オイルを塗りこんでいきました。
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着脱式のショルダーベルト(2本ついています)にも
オイルを塗りこみます。
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トートバッグ本体、ショルダーベルトと
塗り込みを2回し繰り返して完成!!
こちらが完成の状態です。
お客様へのお届けはこれから2日ほど陰干しして
馴染ませてからですので、お届けまで今しばらくお待ちくださいね。

頑固オヤジ店長
塗り終わった状態を見てみると塗る前と比べて、艶感はさほど変わってないようですがブラックの色の濃さが少し深みを帯びたような印象です♪。
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ほほう、ブラックのレザーのバッグに
オイルを塗りこむとこんな変化を見せてくれるのかぁ。
作業をした私も一つ大人になりましたね。
オイルを塗ってお届け企画、恐るべし!
お客様はより渋い状態でバッグを使い始めることができるし
頑固オヤジ店長はいろいろな革色の変化を
塗りながら経験できるってわけです。
私も楽しみながらオイル塗り込み作業を
させていただいています。
ほんと、お客様には感謝です。
さて、次はオイルバケッタレザーのリュックサックの
オイルを塗ってお届けご依頼入っていますので
後日ご紹介しますね。
ご期待ください!!

こちらでご紹介したトートバッグ


肉厚なのに超ソフトな極上ロゼスムースレザーのメンズ ショルダートートバッグをご覧ください♪
それではまた♪