オイル加工がよく似合う、レザーボストンバッグ。
こんばんは、頑固オヤジ店長久保です!
4月も中盤。
今月開催中のオイルを塗ってお届け企画も好評で、いろんなレザーのバッグにオイルを塗ってお届けしています。
ですが、圧倒的にご要望が多いのがこのオイルバケッタというレザー。
今までもオイルを塗ってお届けさせていただいたレザーバッグを思い起こしてみても、やっぱりオイルバケッタが多かったですねぇ。
6割くらいになるんじゃないでしょうか。
中でも1位、2位を争うのがこちらのレザーボストンバッグ。
というわけで、今回はオイル加工の要望が多い、オイルバケッタレザーのボストンバッグのお話です。
オイルバケッタレザーってどんなレザーなの?
私、頑固オヤジ店長が大好きな革、オイルバケッタレザー。
そもそもオイルバケッタレザーってどんなレザー?ですよねぇ、自分が好きなモノはみなさんご存知、って角度から話をはじめちゃうんです、、、
まずはオイルバケッタレザーの説明から。
そもそも最初からオイルもたっぷり入ってるんです。だからふつうはオイルバケッタレザーは買ってそのまま使っていただいて全然問題はないんですよ。
ふ・つ・う・はね。
それでもオイル加工のご依頼が絶えないオイルバケッタ
使う分には問題はないんですけど、それでもうちのお店ではオイル加工のご依頼が絶えないのがこのオイルバケッタレザーのボストンバッグ。
その色合いが、レトロでノスタルジーを感じさせるコロンとしたフォルムのボストンバッグによく似合うんですわ、これが。
今回ご依頼のオイルバケッタボストンバッグにオイルを塗っていきます。
それでは、ご依頼いただきました”オイルを塗ってお届け企画”オイルバケッタレザーのボストンバッグにオイルを塗っていきたいと思います。
こちらが塗り込み前の状態。
オイルバケッタレザーボストンバッグ tepp2024 キャメル
手始めにコロンブスの馬毛ブラシ/ジャーマンブラシで軽くホコリ落としから。
このボストンバッグ、結構大きくて前面を塗るだけでもかなりの面積がある。そういう時はオイルをちょんちょんと広い範囲に付けてから、クロスで塗り広げていくと全体に塗り広げやすいです。
手のひらをべたっとバッグにあてながら手の温度(体温)でオイルを入れやすくするのも効果的。
背面側も塗り広げていきます。
天部分はファスナーかぶせもあるので入念に塗り込んでいきます。おうとつがあって色ムラ感を出しやすい絶好のポイントの一つでもあります。
側面部分。縫い合わせか所は気を付けながらオイルを塗りこんでいきます。
底面パネルにも塗り込み。
塗り込んだ後の色の濃さの変化、わかりやすいでしょ。
底鋲の周りは入念に塗り込みます。
ボストンバッグ、オイル塗り込み完了!!
さあ、ついにボストンバッグのオイル塗り込み加工が完成です。
塗り込み前と塗り込み後。写真を並べてみるとわかりやすいでしょ~。
塗り込み後のボストンバッグのほうが焦げパン?みたいに渋み、色ムラ感ができてます。
レザー本来のシワ感と相まってビンテージ調レザーに仕上がりました♪
側面部分もいい感じの濃い色合い。
天部分、持ち手部分も色ムラ感のある味のある風合いに仕上がりました♪
まとめ
それでは次回、ダブルオイルレザーのビジネスバッグのオイル加工レポートをお届けしたいと思います。
次回もお楽しみに♪
昔ながらの製法、バケッタ製法で仕上げられたレザーのことで木のタンニンっていう成分でなめした、ベジタブルタンニンなめし革のこと。
時間があんまりかかるものだから、今では生産数も減り希少価値あり。さらにオイルもたっぷり入ってて、パラフィンも塗り込んである。革の重厚な素材感、使うほどに深まる艶感と味わいから頑固オヤジ店長だけじゃなく、ファンがとっても多いんです。