革のバッグがずぶ濡れに(泣)危機を脱する6つの重要な対処法

こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です。
革のバッグを使うにあたって一番気になるのが「雨に濡れた時の対処法」。実際ご注文いただいたお客様からよく聞かれる質問のうちの一つでもあります。先日受けたお問い合わせがこちら。

雨に濡れた時の超重要な6つの対処法


普通に生活していて、この状態になるのは年に一回あるかないか、、、この危機的な状態を脱する6つの重要な対処法を具体的に見ていきましょう!
【その1】乾いたタオルで水滴をしっかり取る。
まずは中に入っている荷物を避難させましょう。荷物の被害を最小限に抑えることができるし、荷物を入れたままタオルで拭くと荷物の型がカバンに残りかねません!!


側面部分、ショルダーベルトの接続箇所など、金具を使っている個所は気持ち念入りに拭いていきます。

間口のジッパー周りもしっかりと水滴を拭き取ってあげます。

【その2】バッグの中に新聞紙をしっかり詰め込む。
ある程度、水滴を拭き取ることができたら、次はバッグの中に新聞紙をしっかりと詰め込みます。新聞紙は多めに詰め込みましょう。前にポケットがある場合は、ポケットの中にも(折りたたんで同じくらいの大きさにして)新聞紙を入れてあげます。
【その3】バッグ本来の形に整える。
革は濡れると伸びます。濡れがひどいところは伸びて型崩れの原因になりますので、まずはバッグ本来の形に整えてあげましょう。
【その4】詰め物をした状態で、タオルで水気をできるだけ取る。
中に新聞紙を詰めて形を整えたら、タオルで水気をできるだけ取っていきます。フロント部分の水染みが一番ひどいと思いますので、フロント部分は特に入念に水気を取りたいところ。タオルでポンポン叩いたり、タオルを上から押しつけたりして、水分をできるだけ取り除いていきましょう。
ショルダーベルトの接続部分。特に金具周りはしっかりと拭き取っていきます。


水分の拭き取りが終了
ひとまず、水分の拭き取りが終了しました。革のバッグがずぶ濡れになった後、その日にやるべきことは以上です。
数日かけてアフターケア
水分の拭き取りが終了したら、数日かけてアフターケアしていきます。
【その5】2日ほど陰干ししてあげる。
新聞紙を入れたまま(形がよれていたら、形を整えてあげて)日の当たらない場所に「置いて、2日ほど陰干し」します。

【その6】乾燥させた後、オイルで保湿してあげる。
2日ほど陰干ししたら、中に詰めた新聞紙を取り出してOKです。水分はしっかりと抜けたようですね。ですが、触ってみると心なしか硬さを感じます。革繊維内の油分までもが、水分と一緒に抜けたような状態なんですね。

雨に濡れた時の対処法まとめ
さて、革のバッグがずぶ濡れになった時の6つの対処法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?最後に簡単に対処法をまとめておきます、急な土砂降り雨の日後のお手入れの早見表としてご活用いただけると嬉しいです♪
└全体の水滴を取ることに専念する。
└金具、ファスナー近辺は気持ちしっかり目に拭く。
└フロント部分の染みがひどい箇所を中心に水気を取る。
└金具、ファスナー近辺も入念に水気を拭き取る。
└形を最終的に整える。
└ぶら下げずに、置いて陰干しする。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
それではまた♪
本当に買ってよかったと大満足です。次はもう少し大きめのビジネスバッグが欲しいなと考えています。
実は今日、初めて雨に降られました。びしょ濡れになってしまい、急ぎ布巾で拭いてハンガーに下げて乾燥させています。オススメの手入れ方法ありましたら教えてください。