肩パッド付き・ヌメ革ショルダーベルトを特注制作!
こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です!
最近お客様から依頼が多かった肩パッド制作。通常の肩パッドやクッション材入りの肩パッドを何個も作りながら、栃木レザーのヌメ革でも作ったらカッコいいだろうなぁ、なんて思いつきまして。どうせ作るんだったら、ショルダーパッドが付いたスペシャルなショルダーベルトごと作っちゃおうぜ!ということで、今回は「肩パッド付き・ヌメ革ショルダーベルトを特注制作!」と題してお届けしたいと思います♪
ヌメ革の厚みに合わせて肩パッドを制作
早速、肩パッドとベルトを制作。今まで作ってきた肩パッドの型紙はいくつもあるのですが、今回は栃木レザーの3㎜厚のヌメ革で作りたい!と考えてたので、3㎜厚の革厚に合わせて、型紙から制作しました。
今回使用する栃木レザーのヌメ革についての記事、こちらも合わせてご覧ください。
クッション材を入れて肩パッド部分をいつものように制作、ベルト部分も長さを考えて裁断して、磨き終えた状態がこちらです。
真鍮無垢のナスカンと美錠
かなり完成間近の状態までできたんですが、問題はここから。栃木レザーのヌメ革で作る、スペシャルなショルダーベルト。
ヌメ革のショルダーベルト制作
ず~っと探していた、真鍮無垢のナスカンと美錠が手に入った今、あとはヌメ革のショルダーベルト制作するのみ!!ここからは速いです。美錠のピンに合わせて3.5㎜の穴あけポンチで、4cm間隔でベルト長さの調節穴を開けていきます。
反対側のショルダーベルトに美錠を取り付ける、美錠穴を開けていきましょう。
周りの革を傷つけないように、丁寧に切り抜いていきます。
美錠穴ができたので、真鍮の美錠をベルトに通して端を折り返し、革どうしを接着。カシメる穴を開けておきました。
ショルダーベルトをバッグなどに接続する、真鍮ナスカンをベルト両端に取り付けます。さっきと同じように、端をボンドで接着して、カシメの穴を開けておきます。
カシメを取り付けて、打ち込んでいきましょう。
美錠側にもカシメを打ち込んでいきます。負荷がかかる箇所なので、しっかりと打ち込みます。
打ち込みが完了、全てのパーツが完成しました。
肩パッド付き・ヌメ革ショルダーベルトが完成!
ついに、肩パッド付き・ヌメ革ショルダーベルトが完成です!!金具もこだわりの真鍮無垢の美錠とナスカン。
厚みのあるヌメ革と真鍮無垢の金具の相性も抜群でしょ。
ショルダーベルトの厚みが3㎜。肩パッドは3㎜を2枚貼り合わせているので6㎜厚です!!
コバもカンナで整えた後、ヤスリがけ、コバ磨きを入念に施して仕上げてます♪
ヌメ革ショルダーベルトを装着してみた
完成したヌメ革ショルダーベルトを、実際に装着してみました。まずはこれ、ギターケース。
前から本当に困っていたんです(泣)、、、アコギといえど、ハードケースに入れるとギターケースがえらく重くなるんですよ、これが。
装着感は最高なんですけど、革の質感は合わせたほうがカッコいいでしょうねぇ。もしくは帆布(ハンプ)のバッグなんかに取り付けてあげるのがお洒落ですね。
ベルトのディテール
ヌメ革ショルダーベルトのディテール。取り付け金具(ナスカン)はバッグやケース側にDカンなどの金具が付いていれば簡単に取り付けできます。
ギターケースほどの重さがあるものでも、クッション材が入った肉厚な肩パッド付きなので、肩の負担をかなり軽減してくれますよ!
真鍮の美錠でベルトの長さも、最短95cmから最長133cmまで調節できます。
この話のまとめ
さて、「肩パッド付き・ヌメ革ショルダーベルトを特注制作!」いかがでしたか?3㎜厚の味のある栃木レザーのヌメ革を手縫いで仕立てた肩パッドとショルダーベルト。こだわりの真鍮無垢の美錠とナスカンとの相性も抜群のショルダーベルトです。私、頑固オヤジ店長的には、本当にカッコいい、スペシャルなショルダーベルトが完成して大満足!!お持ちのギターケース、ショルダーバッグやトートバッグにヌメ革ショルダーベルトを付けたい!そんなあなた、ぜひ 私 頑固オヤジ店長にご相談ください♪
詳しくはコチラ
それではまた♪