こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です!
今回は革小物の制作。当店、ガイア2096 手縫いシリーズの新作「カードとお札が入る小銭入れ、ヌメ革ミニ財布」の制作レポートをお届けします。

ヌメ革ミニ財布、革の切り出し

はい、まずは型紙を作り、型紙に合わせて革の切り出しです。

先に刻印を打っておいた革パーツ。今回作るのはカードとお札が入る小銭入れです。仕事の休憩中や近くのコンビニなど、ちょっとした買い物の時に使い勝手の良い、ミニ財布兼小銭入れなるもの。片面がカード入れ、片面が小銭入れ、その間に札が入る収納スペースになるわけです。

革パーツの下準備

パーツの切り出しが終わったら、それぞれの革パーツの下準備を進めます。コバ磨き、ネン入れ、パーツを接着剤で貼り合わせていきます。これはカード入れ部分。

そしてこちらは小銭入れ部分。小銭入れ部分は接着前に縫い穴を開けておきます。

小銭入れのかぶせ部分と前側部分は別に接着して縫い合わせておきました。

二つを合わせるとこんな具合の小銭入れになっていくわけですね。

本体の縫い合わせ

先に組み上げたカード入れ部分と小銭入れ部分を接着剤で張り合わせて、それぞれ縫い穴をあけるところまでできたら、いよいよ本体の縫い合わせに入っていきます。お手製のレーシングポニーを使っての縫い合わせ作業です。

一針一針、丸ギリで穴を貫通させながら、丁寧に縫い合わせていきます。

本体コバの仕上げ

縫い合わせが完成したら、いよいよ最後の工程、本体コバの仕上げです。まずはコバ部分をヤスリがけしてから磨き込んでいきます。最初に綿棒で染色します。

根気がいる作業ですが、丹念に色を入れていきます。

本体の外周の染色が終わったら、ふのりを塗って磨いていきましょう。

布でこすりながら磨いてあげます。綿棒で染色してはふのりを塗って、布で磨く。この工程をかなりの回数繰り返していきます。

染色と磨きが完了したら、最後に艶出しのワックスを塗る作業。ワックスでこすって、布でさーっと仕上げ磨きをします。

出来上がったコバがこちら。色が入って引き締まり、光沢もしっかりと出ています。

ミニ財布が完成!!

ついにミニ財布が完成しました!!コンパクトなかぶせタイプの小銭入れです。

反対側はカード入れになっていて、4枚カードが入るようになっています。

中央は収納スペースになっていて、お札を折って収納できます。

とってもシンプルなんですが、コバが赤茶色に色付けしてあるのでビシッと引き締まった仕上がりになっています。

この話のまとめ

さあ、「カードとお札が入る小銭入れ、ヌメ革ミニ財布の制作レポート」いかがでしたか?いつもの財布を持っていくほどじゃないんだけどなぁ、、、「近所のコンビニにちょっと買い物」「仕事の休憩中のちょっとした買い物」「ロッカーに荷物を預けて、サブ財布としてポケットに入れておく」など意外と活躍範囲、広いんですよ。

この記事で紹介したミニ財布


ヌメ革 ミニ財布 メンズ 手縫い 栃木レザー 縦型小銭入れ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた♪