ヌメ革財布の麻糸の太さを変えてみると、、、

こんにちは、頑固オヤジ店長　久保です！
先日お客様より手縫いのヌメ革財布についてお問い合わせをいただきました。内容はコチラです。

何度かメールで打ち合わせ後、ご注文いただきましたので、いつも使用している麻糸より、ちょっとだけ太い麻糸を使ってヌメ革二つ折り財布を制作しました。同じ財布で麻糸の太さを変えると、見た目がどのくらい違うのか、気になるところですよねぇ。今回は「ヌメ革財布の麻糸のさを変えてみると、、、」と題してお届けしたいと思います。

縫い目の比較

さて、それでは早速「ヌメ革財布の麻糸の太さ比較」していきたいと思います。太い麻糸とは言っても、バイカーのレザーウォレットみたいな太さじゃないんです。手縫いの財布シリーズで使用しているのが細いタイプの麻糸なんですが、それと比べるとちょっとだけ太い、中細タイプくらいの麻糸です。見た目がどのくらい違うのか、実際に比べていきましょう。
左が【中細の糸】、右が【細い糸】※右は私の愛用財布です。

引いて見た感じでは、そんなに大きな違いはないでしょうかね。ただ、近づけて見てみると、このくらいの違いが！縫い目のピッチ（縫い穴の幅）は全く同じなんですが、麻糸の太さだけが違います。ステッチがグッと主張してる感じしますよね。

内装はこんな感じです。小銭入れのかぶせ部分を見てみると、やっぱり麻糸のステッチが存在感を増している感じ。中細の麻糸もなかなかいいですね、こう見ると。

いつもの糸よりもほんの少しだけ太いだけの中細の糸。手縫いなので、縫い穴に糸を通す感触が今回は全然違いました。ほんのちょっと糸の太さを変えると縫い心地がこんなにも変わって来るんだなぁ、と新たな発見をした今回の財布制作でした。
お届けしたお客様から早速、嬉しいメールをいただきました♪

気に入っていただけて、本当に嬉しいです♪　お気に入りの相棒としてご愛用くださいね。

この話のまとめ

さあ、「ヌメ革財布の麻糸の太さを変えてみると、、、」いかがでしたか？普段気にして見ることのない縫い目の話でしたが、同じ財布を違う太さの糸で縫ったものを比べてみると、雰囲気が少し違って見えたと思います。かなり細かい、マニアックなポイントではありますが、毎日持ち歩く財布ですからね。

この記事で紹介したヌメ革財布