こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です!
うちのお店でよくご依頼いただく、底鋲取り付け加工。トートバッグやボストンバッグ、ビジネスバッグなんかの底に底鋲という金具を後付けで取り付けるっていうカスタム加工です。今回ご紹介するのは、先日お客様から持ち込み加工でご依頼いただいたCOACHのバッグ。しかも3連星です。「COACH ビジネスバッグ F59057」「COACH ビジネスバッグ F59141」「COACH トートバッグ F23248」の底鋲取り付け加工をご紹介したいと思います。

COACH ビジネスバッグ F59057に底鋲を取り付ける

まずはこちら、COACH ビジネスバッグ F59057のご紹介。
結構硬質な革のビジネスバッグです。COACHのバッグの底鋲取り付け加工は今までに何度かやったことがあるんですが、全てレディースバッグだったので、メンズのビジネスバッグが新鮮。それでは早速底マチ部分を確認してみます。

革自体もハリがあるし、芯材もしっかり入っています。何より、本体胴パネルと底部分の間に玉縁が入れてあるので、底鋲を取りつけるだけで十分頑丈ですね。

底鋲取り付け作業

型紙に合わせて底鋲の穴を開けていきます。

四隅すべてに等間隔で穴あけしていきます。

底鋲取り付け完成!

底鋲を取り付け、底鋲の金具に傷がつかないように養生をして、木づちで打ち込んだら完成です。

シボみたいに見えますけど、これは型押しレザーですね。

このバッグはニッケルの金具が使ってあったので、こちらのビジネスバッグにはニッケルの底鋲を取り付け加工しました。

COACH ビジネスバッグ F59141に底鋲取り付け加工

次はこちら、COACH ビジネスバッグ F59141です。このビジネスバッグにも底鋲を取り付け加工しました。

B4サイズくらいの大きめビジネストートバッグですね。本体収納の両端にジッパータイプのあおりポケット付き。仕分けした収納が得意な多機能バッグ。

革質は先ほどご紹介した「COACH ビジネスバッグ F59057」と同様、硬い革質の型押しレザー。

革質がしっかり硬めで、底にクッション材が入った頑丈な構造。こちらも底鋲のみの加工でした。本体金具に合わせてニッケルの底鋲を採用。

COACH トートバッグ F23248に底鋲を取り付ける

3つ目、最後はこちら、COACH トートバッグ F23248。先ほどご紹介した2つのビジネスバッグと比べると、カジュアルユースのトートバッグ。使われている革も肉厚ですが、かなり柔らかい。

こちらはシュリンクレザー、ナチュラルな風合いのシボがたっぷり入った革質が心地いいですね。

スタンダードなデザインの舟形トートバッグ。

革質がとても柔らかかったので、今回は中敷きを入れて底鋲取り付け加工をしました。

この話のまとめ

さあ、「COACHのバッグに底鋲取り付け加工、3連星。」いかがでしたか?「COACH ビジネスバッグ F59057」「COACH ビジネスバッグ F59141」「COACH トートバッグ F23248」、3点ともにCOACHのメンズバッグの加工をご紹介してきました。「バッグを買ったはいいが、底鋲ついてないんだよなぁ、、」そんなあなた、お気軽に頑固オヤジ店長までご相談ください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた♪