ウェットティッシュカバーをヌメ革でオーダーメイド
こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です!
先日、とっても珍しいものをお客様からご依頼を受けて制作したんですが、、、なんとこれ、ウェットティッシュのカバー。
そうそう、普通はウェットティッシュってこのまま使っている方多いと思いますが、ご依頼いただいたお客様、
キャンプとかバーベキューの時に「ちょっとウェットティッシュ取って~」って場面 よくありますけど、「はいコレ~」って、このプラ容器が出てくるとちょっと興ざめですよねぇ、考えてみると。大自然の中でのんびりキャンプ、バーベキューを楽しむときに、木とか革でできたキャンプ道具に囲まれてるってカッコいいし、そういう楽しみ方って素敵ですよねぇ。
ウェットティッシュカバーの制作
という訳で、早速ウェットティッシュカバーの制作をスタートしていきたいと思います。まず今回ご依頼いただいた時に、
まずはこちらのヌメ革を使って仕立てていこうかと思います。
デザインの構想を練る
最初に素材をヌメ革に決めたんですけど、その時にボンヤリ頭に浮かんだのが、「キャンプ」「革」「ヌメ革」「ツールバッグ」「ワークエプロン」みたいなキーワード。せっかく革のウェットティッシュカバーを作るんだったら、ただ革でくるまれてるだけのカバーじゃつまらない。「ツールバッグ」とか「ワークエプロン」みたいなポケットが付いたギア的なルックスにしたいなぁ、、、
「ああでもないこうでもない」「型紙を何度か作っては仮止めして、、、」こんな作業を何度か繰り返すうちに、しっくりきたのがコレ。この型紙を元に作っていこうと決断しました!
あとはひたすら作るのみ
構想が形になり、型紙が出来上がったので、あとはひたすた作るのみです。早速型紙に合わせて切り出した革のパーツがこちらです。
組み上げる前に下準備を進めていきます。完成したカバーをウェットティッシュに取り付けた時にホックの金具が見えるのが、何となく嫌だなぁ(せっかくの革のカバーなので、天然素材以外は外に見えてほしくない、、、)と思ったので、ホックの頭は一枚革を増やして隠すことにしました。カバー本体の裏側はトコ剤で抑えておきました。
まずはカバー本体外周に入れるステッチの下準備。縫い穴をあらかじめあけておきます。
外側に縫い合わせるポケット部分にも、縫い穴をあけたいのでネジネンでガイドラインを引いておきます。
組み上げ直前の状態がこちら。全パーツ、縫い穴をあけて、コバを磨き、ロゴ刻印入れが完了しました。
最初にカバー本体とホック部分の縫い合わせ&外周の手縫いをします。
カバー本体の手縫いが終わったらポケットのパーツをカバー本体に接着した後に、縫い穴をひたすらあけていきます。
ポケット部分も黙々と手縫いです。
ウェットティッシュカバー、完成!
ついにヌメ革のウェットティッシュカバー、完成です!ちょっと赤みがかったナチュラルな革色と、キナリの麻糸で縫いあげたステッチの相性が抜群でしょ。
裏側はこんな感じ。
試しに付けてみた状態がこちらです。ツールバッグとかワークエプロンなんかの雰囲気が出てるでしょ。カバー本体の下とポケットの下をそろえるか悩んだんですけど、ワークギア感を出したかったので、敢えてちょっとずらして、ステッチをたくさん見せる、この位置にしました。
後側はこんな感じ。ホックの頭を隠すことで、ナチュラルな雰囲気に仕上げることができました♪
最後に
さあ、「ウェットティッシュカバーをヌメ革でオーダーメイド」いかがでしたか?お客様の使うシーンをお聞きしてから、どんなデザインにするか構想を固目ながら制作を進めていく過程は、実際に作ってみてなかなか楽しい制作でした。
あなたも「こんなものが欲しい」「こういう時に使うんだけど、これ革で作れない?」などありましたらお気軽に、頑固オヤジ店長までまずはご相談ください♪
それではまた♪