こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です!
ただ今うちのお店で開催中の「父の日キャンペーン」。2018.5.11~2018.6.17の期間限定でオリジナルラッピングを無料でお届けする、という企画で、5月の中旬くらいから、父の日キャンペーンのラッピングでのご注文がかなりの勢いで増えてます。母の日に比べると影の薄い父の日。私も二児の父なんですが、二人とも男の子で 長男が大学生、次男が小学生。「父の日だね、いつもありがとう!」という具合にはなかなかなったことがないんですが、、、世間的には父の日にプレゼントを贈られるご家族が増えているんだなぁ、とここ数年実感しています。今回ご注文いただいている父の日のプレゼントの中でも多くのお客様からご注文いただいているのが、手縫いのヌメ革財布。今回は「父の日のプレゼントにお薦め!手縫いの革財布、絶賛制作中」と題してご紹介していきたいと思います。

手縫いの革財布、制作模様

ただ今、2~3週間お時間をいただいて制作している手縫いの革財布。ちょうど今、4つほど同時進行で進めている制作模様をご紹介していきます!

制作の下準備

革財布制作の下準備、第一段階が終わったくらいかなぁ~。

革パーツの切り出し、それぞれの革パーツを組み上げる前の「縫い穴開け」「接着面の荒らし」「ロゴ刻印」「ゼロ漉き」「コバ磨き」を終わらせた状態がこちら。

同時に4つ(追加カード入れパネルも2つ別注)制作しているので、同じパーツを4つ、箇所によっては6つずつ作っていきます。カード入れの一番下の部分で、ロゴ刻印が入るパーツ。

こちらはカード入れのパーツ。このくらいの枚数になってくると「ゼロ漉き」もかなりハードワークになってきますねぇ、、、

【ゼロ漉きとは】
カード入れの、このTパーツのように重ねて貼り合わせる革パーツの場合、重ねることで端の厚みが膨らまないように、革の端部分を、限りなく0に近い状態に薄く削る(漉く)作業のこと。
左から、カード入れパネル、小銭入れパネル、カード入れ側面パーツと小銭入れのかぶせ部分です。

こちらは折り財布の本体内側パネルです。これから別に組み上げていくカード入れ部分と小銭入れ部分を接着する箇所も、先に接着面を荒らしておきました。

カード入れパネルの組み上げ

革パーツの下準備が終わったら、カード入れパネルの組み上げです。革財布の中でも最初の難関、組み上げに時間を要するのがカード入れ部分。4枚のカードを入れるのに、革パーツを5枚準備して、それぞれに「ゼロ漉き」「ロゴ刻印」「接着面の荒らし」などやるべき作業がてんこ盛りな場所です。

ひとまずカード入れ部分が完成した本体内側パネル。

こちらは差し込みタイプの追加カード入れパネル。

小銭入れの取り付け

カード入れパネルの次は小銭入れ部分を取り付けます。取り付けた終わったのがこちら。

だいぶ、完成の形が見える段階まできました。

革財布、本体の組み上げ

どんどん進んでいきましょう。いよいよ革財布、本体の組み上げに入っていきます。革財布本体胴部分と真ん中の仕切りパネルを貼り合わせて、縫い穴を空けて、接着面を荒らしておきました。

先ほど準備した仕切りパネルを貼った本体胴部分と、カード入れ・小銭入れのパネルを、カード入れの方だけ先に接着しました。

この次は、接着して貼り合わせたコバ面を磨きあげる作業。豆カンナと紙やすりで整えながら、コバを磨きあげていきます。
さて、いよいよ大詰めです!接着した本体の外周を手縫いで縫っていきます。完成間近!次回続きは次回またご紹介します!ご期待ください♪

この記事で紹介した革財布


手縫いの革財布・ミドルタイプ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた♪