こんにちは、頑固オヤジ店長 久保でございます!
うちのお店ではバッグをご注文の際に、底鋲を取り付けたり、肩当てパッドを取り付けたり、といろんなご要望をいただくことがよくあります。先日も当店で人気のバギーポートのレザーショルダーバッグ MTH-3104をご注文いただいたお客様からこんなメールをいただいたんです。

男性のお客様
先程、「MTH-3104/手に吸い付くほど柔らかいフルクロームWAXレザーショルダーバッグ/BAGGY PORT/バギーポート/mth 3104/キャメル」を注文させていただきました。届くのが楽しみです。ところで、このバッグにショルダーパッドを取り付けられればと考えているのですが、ガイア2096にお願いする場合には、商品が届いてから再度送り返して、というやり取りになりますか?また、その場合にはパッド装着の値段はおよそいくらほどになるでしょうか?
頑固オヤジ店長
肩当てパッドご要望いただきありがとうございます。
https://www.gaea2096.jp/SHOP/shoulderpad.html
こちらでよろしければ、革色に合わせて制作させていただきます。3日ほどお時間いただき、完成次第バッグと一緒にお届けさせていただきます。ご希望であればご連絡くださいませ。
早速お客様から肩当てパッド制作のご依頼をいただいたので、「バギーポートのショルダーバッグに肩当てパッドを制作」と題して制作の模様をご紹介したいと思います。

ご注文いただいたショルダーバッグ

今回ご紹介するショルダーバッグがこちらです。バギーポートのレザーショルダーバッグ MTH-3104、フルクロームWAX革というWAX仕上げされた柔らかくって艶のある革質がカッコいいレザーショルダーバッグです。

結構大きいサイズ感。たくさん荷物を入れて使われるんでしょうね、バッグが重くなってくるとショルダーベルトが肩に食い込んで肩に負担がかかりますからね。そんな時には肩当てパッドが大活躍してくれます。

肩当てパッドの制作工程

それでは早速、肩当てパッドの制作工程をご紹介していきたいと思います。

革パーツの切り出し

今回のレザーショルダーバッグのショルダーベルト、ベルト幅より金具の幅が大きいので、いつもの肩当てパッドより大きめに作らないといけません。まずはベルトの寸法を図って型紙を準備して、革パーツの切り出しから始めます。

型紙に合わせて丸ギリで印をつけ、革パーツを切り出します。裏地と芯材の革もそれぞれ切り出しました。

革パーツの張り合わせ

次に切り出した革パーツを貼り合わせていきます。表側に膨らみを持たせるように、芯材を貼り合わせた状態がこちら。

そのあと裏地のスエードを貼り合わせます。

縫い穴の準備

張り合わせが終わったら、次の工程、縫い穴の準備に入ります。ネジネンでキワから3㎜に線をひいていきます。

線通りに縫い穴をあけていきます。菱ギリで縫い穴を貫通させれば、縫い穴の準備は完了。

ベルトを通す穴あけ

次はベルトを通す穴をあけていきます。型紙に合わせて印をつけて、両端の穴をポンチで開けます。

線に合わせて穴を切り開いて、穴の内側を磨いてあげればベルトを通す穴の完成。

手縫い

さて、いよいよ肩当てパッド制作も大詰め、メイン工程の手縫いです。レーシングポニーを使って肩当てパッドを固定、ひたすら外周を手縫いで縫い合わせていきます。

チクチク縫い進め、手縫いが完成しました。

仕上げのコバ磨き

肩当てパッド制作、最後の仕上げ、コバ磨きです。水でコバを濡らした状態で丁寧に布で磨いていきます。

四辺を3回ずつ磨き上げ、最後に仕上げ剤を塗ってから仕上げ磨きをすれば完成です!

肩当てパッド、完成

ついに肩当てパッドが完成しました!完成した肩当てパッドがこちら。

裏側はスエード、肩へのフィット感がいいんですよねぇ。

それでは肩当てパッドをショルダーベルトに装着していきましょう。

はい、装着完了したレザーショルダーバッグがこちら。これで重い荷物の時も肩への負担を軽減してくれることでしょう♪

本日発送させていただきました、お届けまで今しばらくお待ちくださいね♪

この話のまとめ

さあ、「バギーポートのショルダーバッグに肩当てパッドを制作」、いかがでしたか?大きなバッグは荷物がたくさん入って便利ですけど、荷物が増えた分だけ肩への負担も増えますからねぇ。ご希望のバッグに合わせて、肩当てパッド制作いたします!ご要望ございましたらお気軽にご相談くださいね♪

この記事で紹介したバッグ


バギーポートのレザーショルダーバッグ MTH-3104

別注肩当てパッド
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた♪