こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です!
最近もたくさんご依頼をいただいております、バッグの底鋲取り付け加工。今回は「Horween Leather Coronado トートバッグに底鋲取り付け加工」をお届けいたします。

Horween Leatherのトートバッグ

今回ご依頼いただいたトートバッグがこちら。Horween Leather Coronado トートバッグです。

アメリカのタンナー(皮革なめしのメーカーさん)で、ゴツいブーツなんかによく使われている、質実剛健な革が特徴的なタンナーさん。そのホーウィンレザーを贅沢に使用した、Coronado トートバッグ。

肉厚なレザーで仕立てられた、ワークギアテイストが詰め込まれた、男らしいトートバッグです。とにかくいかつい。

底鋲取り付けの工程

それでは早速、底鋲取り付けの工程を見ていきましょう。元の状態がこちら。底にはもう1枚革をあてて補強がされています。この四つ角部分が厚みがあるので盛り上がった感じになって、地面に置いた時に角が先について、擦れ始めています。

いつもは14㎜の底鋲を使って加工しているのですが、お客様からのご要望もあり、今回はちょっと大きめの18㎜の底鋲を取り付けようと思います。

【その1】底鋲の穴をあける

それでは早速、底鋲を取り付けていきます。まずは底鋲の穴をあける位置を決めていきます。四つ角の革の盛り上がりを考慮して、ギリギリ端の方に取り付けていった方がよさそうです。

丸ギリで印をつけた個所に穴あけポンチで穴をあけていきます。

【その2】底鋲をカシメる

穴があけ終わったら、バッグの外側から底鋲を、バッグの内側から留め金のカシメで挟んで、カシメていきます。底鋲がしっかり留まったら、木づちで打ち込んで固定をします。

【その3】中央に底鋲を取り付ける

四隅の底鋲を同様に固定したら、次に中央の底鋲を取り付けます。

バッグの中央を測って丸ギリで印をつけます。

印に合わせて、穴あけポンチで穴をあけます。底鋲を取り付けたら完成です。

底鋲取り付け、完成

ついに、底鋲取り付けが完成です!

厚みのあるレザーのトートバッグ。バッグ自体の存在感に見合った18㎜底鋲の5点留めです。18mmの底鋲は高さもあるので、底擦れの防止にも活躍してくれることでしょう。明日発送させていただきますので、お届けまでもうしばらくお待ちくださいね。

この話のまとめ

さあ、「Horween Leather Coronado トートバッグに底鋲取り付け加工」いかがでしたか?それぞれのバッグに合わせて、底鋲の大きさも14㎜、18㎜と取り付けが可能です。見た目もさることながら、バッグの底の形状に合わせてお選びいたしますよ。お気軽にご相談くださいね♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまた♪