こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です!
根強い人気のブライドルレザー・ミドル財布。通常4か所のカード収納のミドル財布なんですが、うちのお店ではお客様のご要望で作り始めた 追加カード入れパネルを一緒にご注文をいただくことが多いんです。うちのお店のミドル財布に差し込んで使えて、カード収納が両面で8か所増えて 合計12か所になるっていう人気のオプション商品です。今回は、その追加カード入れパネルを外れないように縫い付けて、さらに裏面をレクサスのカードキーが入るポケットにしてほしいとのカスタム依頼をお受けしました!「ブライドルレザーのミドル財布をカスタム。レクサス・カードキーポケットを取り付ける」と題してご紹介したいと思います。

カスタム~その1、レクサスのカードキーポケット制作

カード入れの裏面、ミドル財布に差し込んだ時に小銭入れ側に来る方を、通常のクレジットカードが入るポケットではなく、レクサスのカードキーが入るポケットにしたい、とのこと。インターネットで「レクサス カードキー」を調べてみると、大きさはクレジットカードとほぼ同じ(若干小さいくらい)で厚みがクレジットカードを3枚重ねたくらいのカードキーとのこと。厚みがあるカードキーが入るようにポケットの部分の型紙を作って制作ちょっとだけマチを持たせた立体的なポケットにしました。レクサスカードキーポケットができたので、カード入れパネルに接着して縫い合わせていきます。

カスタム~その2、追加カード入れパネルの縫い付け

今回のもう一つのカスタム、先ほど出来上がった 追加カード入れパネルをブライドルレザーミドル財布本体に差し込んで、縫い付けていきます。

私、頑固オヤジ店長もヌメ革のミドル財布(追加カード入れパネル付き)を長らく愛用しているんですが、ボディバッグに入れて使う分には 差し込んで使っていてずれたり、外れたりすることはないんですが、お尻のポケットに入れて使うのであれば、取り出すときに追加カード入れパネルがずれたりして、具合があまりよろしくないので、そんな使い方をするお客様には、カード入れパネル縫い付けをお薦めします!(カード入れパネル縫い付けは無料でできますので♪)

ミドル財布本体の縫い合わせ

通常、ブライドルレザーのミドル財布はトラッドな印象のブライドルレザーに合わせて、角を落とさずに制作しているんですが、今回は角を丸くしてほしいとのことで、角を丸くカスタム制作しています。いよいよ大詰め、ミドル財布本体の縫い合わせに入ります。一針一針、丸ギリで穴を貫通させながら縫い絞めていきます。

ブライドルレザーは革のなめし工程でロウを塗りこんで仕上げられたとっても堅牢な革。塗りこまれたロウが表面に浮き出てくる「ブルーム」という白い粉が付いたような革の表面が特徴なんですけど、このブルーム、指で触れるとあっという間に取れちゃうんです、、、でもせっかくご注文いただいたブライドルレザーだから、できるだけブルームを残してお届けしたい!ということで、うちのお店では革の切り出し、縫い穴あけ、磨き、縫い上げ。すべての工程でこんな感じで紙を一枚挟んで、直接手で触れない状態で手作りで作っています。

カード入れ側の縫い合わせが終わったら、今度は小銭入れ側の縫い合わせです。通常のヌメ革ミドル財布はレーシングポニーを使っての縫い合わせなんですが、ブライドルレザーのミドル財布の場合は、クランプで作業台に固定した状態で、やはりブルームを落とさないよう、細心の注意を払いながらの縫い合わせ作業をしています。

ブライドルレザーミドル財布、完成

縫い合わせが終わって、コバ磨き、コバの染色が終わったら ブライドルレザーのミドル財布の完成です!真ん中に追加カード入れパネルが縫い付けてあります。

追加カード入れパネルの裏面がレクサス・カードキー用の収納ポケット。

角を丸く磨き上げたコバ面もご堪能いただけます♪

ブルームが残った状態で仕上がりました。このアンティーク調の革の風合いが何といってもブライドルレザーの醍醐味ですからね、存分にご堪能いただけると嬉しいです。

最後に

さあ、「ブライドルレザーのミドル財布をカスタム。レクサス・カードキーポケットを取り付ける」いかがでしたか?角を丸くしたり、追加カード入れパネルを縫い付けたり。レクサスのカードキーポケットに変更するのはもちろん、IDカード用の窓付きポケットにしたり、あなたの使い方に合わせたカスタム制作もご相談に応じます!あなただけの理想の革財布、オーダーメイドの革財布をぜひご体験ください!

最後まで読んでいただきありがとうございます!それではまた♪