RIMOWA TOPAS、ハンドルを革の持ち手にカスタム制作
こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です!
先日お客様から、スーツケースのハンドルを革の持ち手にしたい、とのご依頼を受けて革の持ち手にカスタム制作しました。送っていただいたスーツケースがこちら。ドイツの老舗スーツケースブランド、RIMOWA(リモワ)のスーツケース、TOPASというモデル。
RIMOWA TOPAS のディテール
RIMOWA TOPAS 、アルミのレトロなスーツケースです。使い込んでいくとカッコよくなりそうな素敵なスーツケースですね。元の持ち手はこんな感じです。
横にもハンドルが付いていて、上のハンドルと一緒に革の持ち手にカスタム制作していきます。
RIMOWAの持ち手制作工程
それでは早速、RIMOWAの持ち手のカスタム制作に入っていきます。まずは持ち手をスーツケース本体から取り外しておきます。
横と上の持ち手の形状が違うので、それぞれ型紙を作って、革を裁断。お客様と打ち合わせた結果、栃木レザーのヌメ革で作ることにしました。持ち手に合わせて裏側と接続部を覆うベルト部分を先に縫い合わせた状態です。
持ち手に合わせて革の持ち手を接着、縫い合わせる部分を菱目打ちで縫い穴をあけていきます。
一針一針手縫いでの縫い合わせ。ビシッと持ち手にフィットするように根本で縫い絞めていきます。
縫い合わせが完了したら、持ち手の革を貼り合わせた、上の部分をカンナとヤスリを使って整えて、コバを水磨きします。
革の持ち手部分が完成しました。RIMOWA TOPAS付属の持ち手にピッタリ合わせた革の持ち手に仕上がりました。
横と上のそれぞれの持ち手がこちら。アルミと革の異素材ですけど、しっくり来てるしカッコいい仕上がりですね。スーツケースの本体に取り付ければ完成です。
革の持ち手仕様のRIMOWA TOPAS
革の持ち手仕様にカスタム制作が完成したRIMOWA TOPASがこちらです。レトロなアルミのスーツケースにヌメ革の持ち手が渋く存在感を主張しています。
横の持ち手もこんな感じの出来上がり。空港でスーツケースが流れてきた時にすぐに自分のスーツケースだとわかりますよね。
上側の持ち手。栃木レザーの極上ヌメ革を使用して、手縫いで制作したものです。オンリーワンなのはもちろんですが、旅を共にするごとに革の持ち手が色濃く、艶を増して経年変化していく工程を楽しむことができるんですよね、このヌメ革は。
こちらは横側の持ち手。アルミ本体と一緒にエイジングしていくのが楽しみですねぇ。
ブラックカラーのRIMOWAのカスタム
こちらはブラックカラーのRIMOWAの持ち手を先日カスタムしたもの。持ち手を外してヌメ革を手縫いで仕立てました!
上の持ち手。
こちらは横の持ち手。上の持ち手と若干形が違うんですが、RIMOWAのスーツケース共通みたいですね。アルミのスーツケースの持ち手より、若干スリムな形状だったので、修正しながら制作しました。
ブラックのスーツケースに、ヌメ革の持ち手、かなりカッコいい仕上がりです♪
世界に一つだけのスーツケースになりました。
RIMOWAのアタッシェケース、持ち手カスタム
先日ご依頼いただいた、RIMOWAのアタッシェケースの持ち手カスタムもご紹介しましょう。スーツケースとは違い、持ち手を外す部分が若干複雑な構造だったんですが、ヌメ革で持ち手全体をくるんで作るので 外して加工しました。
取り付けた状態がこちら。お客様にも喜んでいただけたようです♪
こんにちは!ひとまず気に入っていただけて良かったです♪ ぜひご愛用くださいね。
最後に
さあ、「RIMOWA TOPAS、ハンドルを革の持ち手にカスタム制作」いかがでしたか?毎日使うものじゃあないですが、出張や旅行など、特別な場面で使うのがスーツケース。スーツケースと旅した数だけ、思い出と味が刻まれるスーツケースだからこそ、妥協せずにこだわりたい。自分だけのカスタムスーツケースにしたい!そんな方も多いはず。RIMOWAの正規販売店ではカスタムハンドルも販売しているようですが、革の持ち手はないんですよね、、、RIMOWA TOPASのハンドルを革の持ち手にしたい!そんなあなたはぜひ、頑固オヤジ店長までご相談ください。
お持ちのスーツケースに合わせて、革の持ち手を制作いたします!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた♪