こんにちは、頑固オヤジ店主 久保です!

うちのお店のオーダーメイド商品~主軸は革財布、革小物なんですけど、時折バッグの制作依頼をいただきます。

男性のお客様
御社の作業場で打ち合わせがしたい

とのご連絡をいただき、作業場で打ち合わせさせていただきました。

男性のお客様
これ、長年使ってきたボディバッグなんですが、ハンプのバッグなのでくたびれてきてしまって、、、海外旅行に行くのが趣味なんですが、バッグ自体がペタンとした作りで 貴重品やパスポートを入れて 上着の内側に忍ばせるのに使い勝手がいいんですよ、このバッグ。同じ形で革製のものがないか、いろいろと調べてみたんですが どこにもなくって、お宅のお店を見つけまして、、、意を決して同じ形のバッグを革製で作ってもらえないかと相談にきました。

とのこと。うちのお店で取り扱っている革を見ていただき、エルバマットで同じデザインのボディバッグを制作させていただくことになりました。

ボディバッグの革パーツの下準備

お使いのボディバッグをお預かりしまして、それをもとに型紙を制作。金具やベルトパーツをそろえ終わったので、早速 エルバマットの革パーツを型紙に合わせて切り出していきました。切り出したエルバマットの革パーツ、縫い合わせ縫代は貼り合わせるので、まずは接着面の荒らし、内側ポケットの縫い合わせの縫い穴あけ、本体・ポケットのファスナーなど各パーツの下準備をしておきます。

当店で取り扱うTEMPESTI社のエルバマットは市販ではなかなか手に入らない、シボを入れたものを別注しています。たっぷりオイルの入った、柔らかくスムースな触り心地、シボがたっぷり入った味のある革質が まぁカッコいいんですよ。

こちらは内側のポケット部分。オープンポケットの前面にはヌメ革に刻印を入れたカードポケットを取り付けています。

ボディバッグ本体の縫い合わせ

エルバマットの革パーツの下準備が終わったので、それぞれの革パーツを張り合わせて、ボディバッグ本体の縫い合わせを進めていきます。内部、前面にはファスナーポケットを取り付けて、ボディバッグ本体胴の表、裏をマチと縫い合わせた状態がこちら。

開くとこんな感じになっています。内側の後面には先ほどのオープンポケットが縫い付けてあります。

表返すとこのような状態になっています。後は本体間口にファスナーを縫い付け、両端にショルダーベルトを革で縫い合わせれば完成です。

エルバマットのボディバッグが完成

ついにエルバマットを手縫いで仕立てた、オーダーメイドのボディバッグが完成しました!!

ボディバッグのフロント部分にはファスナーポケットを一つ、その後ろにはファスナー開閉式の本体間口を配置しています。

ショルダーベルト接続部分はエルバマットのチョコ(ブルチャート)を使用してコンビカラーで楽しめるようにしました。

入れる荷物量に合わせてボディバッグ本体が収縮できるようなマチ構造になっています。

本体背面部分。

ボディバッグの本体収納部分。内部にはカードポケットとは別に2つのポケットを装備しています。

男性のお客様
うわ~、想像以上の仕上がりですね~!感激しました、ありがとうございます!大事に使います!!

とご感想をいただき、気に入ってもらえてよかった~!!と私も嬉しくなりました♪

この話のまとめ

さあ、「オーダーメイドで作るエルバマットのボディバッグ制作」いかがでしたか?革財布、革小物はもちろん、革のバッグもオーダーメイドでゼロから打ち合わせして型紙を作って制作させていただきます。世界に一つだけ、あなただけの革のバッグと人生を共にしてみる、というのも大人の男の楽しみってもの。まずはお気軽に、頑固オヤジ店主までご相談ください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

それではまた♪