こんにちは、頑固オヤジ店主 久保です~!

久しぶりのブログです、、、先月からかなり革財布の制作やら別注での制作のご依頼が立て込んでいて、なかなかブログを書く時間が取れませんでした~、申し訳ありません、、、ご紹介したい記事ネタもいい加減溜まってきてるんで、そろそろ気合を入れてブログアップしていかねばなぁ、と今日から財布の制作がひと段落ついた頃合いを見計らってブログを書いています。ジャックダニエルを飲みながら、、、今回は、うちのお店でちょくちょくご注文をいただくマネークリップ、お札とカードを入れるスリムな革財布について、「ヌメ革マネークリップの経年変化、メンテナンスについて」と題してご紹介したいと思います。

ヌメ革マネークリップの経年変化

まずはヌメ革マネークリップの経年変化についてご紹介していきましょう。以前お客様にお届けした当店のマネークリップ。お客様から経年変化の写真を送っていただいたので、実際お使いのマネークリップの経年変化を写真でご覧ください!

男性のお客様
このマネークリップの経年変化は均等に色が濃く、艶が出て来ました。色に濃淡のムラが出るかなと思ってましたが、やはり使い手によって違うものなんですね。1枚目は新品の時と1週間日光浴後です。

男性のお客様
2枚目は3ヶ月後です。手入れとしまして日光浴のあとにクリームを一度塗っただけで、後は布での乾拭き程度です。パンツの後ろポケットに入れる事もありましたが、たいがいスーツのポケットかバックに入れておきました。

男性のお客様
こちらは役6ヶ月後です。

だいぶイイ感じにエイジングしてますねぇ~、お客様のご感想通り色ムラ感なく、きれいにエイジングしているのがよくわかります。非常に残念なんですが、このお客様、ここまで育てたマネークリップを落としてしまったとのこと、待てど暮らせど戻ってこないので、もう一度ご注文いただいたんですよ~、ほんとに残念ですが、また一から育てていただきたいですね~!!

マネークリップの糸替え、メンテナンス

また、別のお客様、常連さんから「以前購入したマネークリップの糸の色を緑色に変えてほしいんだけど」とのご依頼でマネークリップ、カードケースの糸替え、メンテナンスをしましたので、こちらもご紹介していきたいと思います。送っていただいたのがコチラ。上がマネークリップ、下が特注のカードケースで、元々の白い縫い糸を外したところです。

こちらが常連のお客様ご要望の緑色の糸。ご希望の色にかなり近い色合いで探したので 当店では使っていないビニモ、という糸を今回は採用しました。まずはカードケースを縫い糸を変えて縫いなおしました。

ナチュラルなヌメ革に明るめの緑色のステッチがしっくり馴染んでいます。

小傷が入っていますが、ガラス版で軽く磨いておきました。

そしてこちらがマネークリップ。緑の糸で途中まで縫い直した状態です。水シミが付いているのでこれも何とかならないかなぁ、とのことでしたので、この状態からメンテナンスをしていきます。

革の表面を洗浄するのに、まずは ハケを使って均一に濡らしてあげます。(均一に濡らさないとさらに水シミになるので、ご自分でやる場合は気を付けてやりましょう!)

革用のクレンザーで革表面の汚れを落としてあげます。

上の方についていた汚れは落ちたんですが、下の方の水シミは若干薄くなった程度。キレイに消すことはできませんでした、、、これから オイルを塗りながら使い込んでいくと、目立たなくなるレベルまでは持って行けたと思います。今後ともご愛用くださいね~!!

こちらが送っていただいたすぐの状態。もともとの白い縫い糸のバージョンですね。

縫い糸の色替え後、メンテナンスをした状態がこちらの写真です。

男性のお客様
この度はありがとうございました。もうちょっと緑の糸が主張してほしいかな、という感じもありましたが、こちらの方がスッキリしていてよかったかも、と思っています。また色々考えならが使わせていただきます。
オイルの件もありがとうございます。早速購入して使用させていただきます。また機会ありましたら、宜しくおねがいします。

とのメッセージをいただきました!雰囲気も新たに、これからもご愛用していただけると嬉しいです♪

この話のまとめ

さあ、「ヌメ革マネークリップの経年変化、メンテナンスについて」いかがでしたか?お客様が実際お使いのヌメ革マネークリップの写真を見ながら経年変化とメンテナンスについてご紹介してきました。お店側からすると、実際使用中の革財布の写真をご紹介することはなかなかできないので、今後もお客様から写真をいただく機会があったら またご紹介したいと思います♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

それではまた♪

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