こんにちは、頑固オヤジ店主 久保です~!

先日、サバゲー(サバイバルゲーム)が趣味のお客様からのご依頼でガンケースっていうんですか、ライフルケース?ライフルホルスター??を革で作りました。サバイバルゲーム中に短銃とライフルを使い分けるみたいで、短銃を使っているときに背中にライフルを差しておくホルダーみたいなものを作ってほしいとのこと、うちの作業場に来ていただいて、実際に入れるライフル(もちろんモデルガンですよ)をお預かりして 詳細を打ち合わせの上制作しました!サバゲーに関して全く知識がなかった私は、サバゲーっていうと 迷彩服を着て、SWATみたいな近代的な銃を使うものかな?と思っていたんですけど、意外や意外、西部劇で保安官が持ってるようなライフルでして、その雰囲気に合わせて レトロな感じのライフルホルスターを作ってほしいとのことでした。

ウィンチェスターM1873 カービン用のホルスター

お客様がお使いのライフルというのが、こちらで「ウィンチェスターM1873 カービン」というモデルらしいです。このウィンチェスターがぴったり入るように作ったライフルホルスターがこちらです。

モデルガンと言っても、この「ウィンチェスターM1873 カービン」かなり重量があって、しかも銃のお尻の部分っていうんですか?脇に挟むところ?(調べてみたら「バットストック」っていうところ)が重いんですね。背中に背負った状態で銃が斜め掛けになって、手で取り出せるようにデザインを起こして作ったものです。

ライフルホルスターの制作ポイント

「ウィンチェスターM1873 カービン」のライフルホルスターを制作するうえで気を付けたポイントを数点ご紹介します。まずは見た目のデザイン。近代的な銃を入れるナイロン素材のホルスターじゃなく、西部劇みたいなレトロなライフルホルスターにしようとデザインしました。ライフルを入れる間口にカーブを付けて、馬の鞍を連想させるような バックルを使ったベルト留めデザインにしました。

銃を入れた時、銃口部分に一番重量がかかるので、先端部分を折り返して頑丈なリベット留めで制作しました。

革自体もかなり厚みがあるものを採用して、手縫いのステッチが映えるように黒い革に白い糸でステッチを入れました。

こちらはお客様がお持ちのショルダーベルトを取り付ける接続部分です。ここもかなりの負荷がかかる箇所なので厚みのあるヌメ革に、かなり太めの真鍮リングを使っています。※出来上がった状態でお客様に装着してもらったんですが、「ウィンチェスターM1873 カービン」を入れた状態だと思った以上に斜めに傾いてしまったので、最終的にはベルト取り付け金具の向きを90度内側に向けて作り直して 納品になりました。

この話のまとめ

さあ、「サバゲー、ライフルホルスターを革で作りました」いかがでしたか?毎日革の財布、キーケースや名刺入れなどの革小物を作っているんですが、銃を入れるホルスターを革で作りたい、というお客様もいるんだなぁ、と新鮮な気付きを感じながらの制作でした。いろんな世界があるもんですねぇ、48年生きてきてもまだまだ知らない世界があるんだなぁ、、、「こんなホルスターが欲しい!」というあなた、イメージなど教えていただければ、あなただけのホルスターを革を使ってオーダーメイドでお作りいたします!!私、頑固オヤジ店主 久保まで お気軽にご相談くださいね~♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

それではまた♪