渋いグレーの革色が魅力的なイタリアンレザー、NEW YORKで仕立てた手作りのトートバッグ~財布、携帯、鍵とペットボトルなんかの小物が入るくらいのランチバッグサイズのトートバッグをオーダーメイドで作りました
こんにちは、頑固オヤジ店主 久保です~!
先日、お客様からご依頼をいただきました。
色々と打ち合わせしまして、トートバッグのサイズ感、持ち手の長さ、デザイン感、革色なんかをヒヤリングして全体の出来上がりイメージをご提案させていただき、イメージに合う革を仕入れしました~!!
イタリアンレザー、NEW YORKを採用
ご希望のイメージに合う革をいろいろと考えてみた結果、今回採用したのがこちら、イタリアンレザーのNEW YORKのグレーです。NEW YORK、うちのお店ではブラックだけしか取り扱っていなかったんですが、お客様のご希望が渋めのグレーということで、このNEW YORKのグレーをチョイスしました。
NEW YORK グレーの色合い
イタリアンレザー NEW YORK グレーの色合いをご覧ください。写真より若干濃い色合いで色ムラ感がある、味のある革色なんですよね。クッタリ柔らかい革質で、シボやシワ感が若干入った 表情豊かな革なんです~。
NEW YORKの革は本来の厚さは3mmくらいでしょうかね、今回はミニトートバッグを作るので、3mmの厚みはちょっと厚すぎるなぁ、ってことで 本体外側胴部分と持ち手部分の革だけ1.5mmの厚みに漉いて、内装に使う部分は全て1mm厚にしました。
トートバッグの制作過程
革も仕入れたことだし、早速型紙に合わせて革パーツを裁断しました。持ち手、内側のポケットからコバを磨いて縫い合わせて
本体部分と貼り合わせて、トートバッグの間口の上の部分を手縫いで縫い合わせた状態です。
トートバッグの底は内側にももう一枚貼り合わせて補強しています。本体を裏返した状態で両端を縫い合わせて、コバを磨き上げた状態がこちら。
後は裏返して、底マチ部分を縫い合わせ、コバを磨いて 底鋲を打ち込んだら完成ですね~。
完成したハンドメイドのイタリアンレザートートバッグ
さあ、ついにトートバッグが完成しました~、全て手作業で手作りした 完全ハンドメイドのイタリアンレザートートバッグがこちらです!長くご愛用いただけるように、無駄のないすっきりとしたシンプルなデザインに仕立てました。
上品な印象になるように間口の内側にはもう一枚革を縫い合わせています。うちのお店のロゴ刻印も内側のポケットにひっそりと入っています。
横は内縫いにして、コバを磨いてブラックに染色して仕上げました。
トートバッグの底部分。本体の革と底部分の革の縫い合わせ内に芯材も入れたので長く使っていっても革伸びしないように作っているんですよ。
持ち手幅も悩んだ末に15mm幅にしました。持ち手が20mm以上になるとミニトートバッグにとってはtoo muchな感じ、ごつい印象になっちゃうんですよね、、、15mmの細身の持ち手だと全体的にシュッとした感じというんでしょうか、ドレッシーな印象に仕上がりましたね。
持ち手のコバ面もしっかり磨き上げて、ブラックに染色して仕上げています。
NEW YORKの革の柔らかさ、出来上がりのドレッシーさ、バッグを置いた時の座りの良さなんかを考慮して 底のマチ部分だけは外縫いにしました。あえてコバ面を見せることでハンドクラフト感も若干足された感じがしますよね。NEW YORKのくたっとした革質に相まって、トートバッグの滑らかなシルエットが出せました。
バッグを置いた時に底面の汚れ軽減するために、底鋲も取り付けました。10mmの小振りな底鋲、ゴールドカラーを採用。長くご愛用していただけるように随所にちりばめて作りました~。
トートバッグ正面から見た画像。お財布、携帯電話、ペットボトルなど小物だけを入れる、純粋に手提げバッグとしてお作りしたトートバッグなので、持ち手の長さも35cmほど、肩に掛けることはできないんですけど、ミニトートバッグ本体と比較して持ち手の長さ、太さ、トートバッグの縦横比など全体的にバランスもしっくり腑に落ちるトートバッグに仕上げることができました~。
この話のまとめ
さあ、「渋いグレーの革色が魅力的なイタリアンレザー、NEW YORKで仕立てた手作りのトートバッグ~財布、携帯、鍵とペットボトルなんかの小物が入るくらいのランチバッグサイズのトートバッグをオーダーメイドで作りました」いかがでしたか?一人ひとりお客様のご要望に合わせて、ゼロからお作りする、完全オーダーメイドの革製品。今回ご紹介したのはトートバッグですが、トートバッグだけじゃなく、ボディバッグやショルダーバッグ、革財布やキーケースなどなど お客様の理想の相棒のお手伝いをさせていただきます~!ご要望など、頑固オヤジ店主 久保まで お気軽にご相談くださいね~。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた♪