動物が生きた証を存分に堪能してほしい!革の個性を最大限に生かしたヌメ革財布を制作

こんにちは、頑固オヤジ店主 久保です~!
今日は7/4、アメリカの独立記念日。32年前?33年前?の今日、留学のため 初めてアメリカに降り立った日だから、オレにとっては思い出深い日なんですが、、、 去年にも増して 東京都練馬区 めちゃ暑いぞ~ 35度近い猛暑日?真夏日が続いてて、明日7/5 53歳の誕生日を迎える、夏生まれのオレもさすがにこの暑さにはついていけず、早くも夏バテ気味。みなさん、いかがお過ごしですか??
さてさて。 先月かなぁ~、お客さんから こんなご相談、ご依頼をいただきました。


という感じで、何度かやり取りをしながら、制作内容を固めて 革の個性強めのヌメ革財布が完成しました!今回のブログは「動物が生きた証を存分に堪能してほしい!革の個性を最大限に生かしたヌメ革財布を制作」と題してお届いたします!
革本来の個性「動物が生きた証」が強く出たヌメ革の部位
うちの仕事は革財布をオーダーメイドで作る、というお仕事。革財布と言っても 生成りのヌメ革メインでモノ作りをしている、結構珍しいお店なんですよ。例えば、百貨店とか、実店舗の財布、革製品のお店なんかでは 生成りのヌメ革製品ってほとんど見かけませんよね??それには理由がありまして、これからちょっとご説明しますね。
生成りのヌメ革は 色が入った染色された革、加工された革とは違って いわば「すっぴん」状態の素材。天然の素材なので、動物が生きていたころに負った、キズ、シワ、血管の跡、色ムラ感、くぼみ跡などなど、一枚革には、それはそれは たくさんの「動物が生きた証」が刻まれているわけです。生成りのヌメ革で革製品を作る、ということは この「動物が生きた証」がかなりの割合で入ってしまう、ということ。「すっぴん」だから目立つんですよねぇ、この「動物が生きた証」が。
それを、革製品を購入検討中のお客さん(革のことを詳しく知らないお客さんなんかは特に)は、この「動物が生きた証」を汚れ、キズ、イコール 「不良品」なんじゃないか、と思っちゃう人が結構いらっしゃる。しかも、生成りのヌメ革「すっぴん」の革は 店頭に並べておくと、色んなお客さんが手にすると、手汗でシミができる、爪痕が残って目立つ、置いておくだけで空気に触れて色が変わる、、、のような 経年変化がすぐ出てきてしまう。ヌメ革は、そういう性質を持つ革製品であり、かつ それが最大の魅力なんですが、、、 とは言え 市販の革製品販売店は そういった理由で、生成りのヌメ革の製品を取り扱うのを嫌がる、卸販売のメーカーは販売店が嫌がるから 作るのを嫌がる、という流れになっています。今の芸能、テレビ業界みたいに「忖度した先の事なかれ主義」が反映された結果なんですよ。
だけど、オレは、オレが「これ、めちゃいい革!」と思う革でモノ作りがしたいから、生成りのヌメ革、中でも 栃木レザー別注の極上ヌメ革を使ってモノ作りを続けていますし、これからも変わることはないでしょう。まぁ、とにかく、「動物が生きた証」「生き物の個性」も含めて楽しむのが、「革財布を持つ、革製品をまとう。」ってことなんじゃないかなぁ、とオレは思うわけです。
うちの取り扱う、極上ヌメ革の個性あふれる「動物が生きた証」をご紹介しましょう。血筋の入った色ムラ感。

シワの感じ

交差する血筋

くっきり入ったシワの感じ

で、今回採用した、中でもかなり深く入った シワ感です。

今回ご依頼いただいたお客さんは、できるだけ強い革の個性を入れてほしい!ということでこの部分を本体外側に使って、ミドル財布を制作しました!

生きた証が感じられる、ヌメ革のワイルドな風合い
それでは早速、「動物が生きた証」が強く感じられる部位を使った、ヌメ革財布のワイルドな風合いをご覧ください!かなり深く刻まれたシワ感がいい感じ~

生成りのヌメ革でしか、体感できない この表情。

木でいうと、木目、年輪、のような、、、なんか「時」を感じさせてくれますよねぇ、このヌメ革の表情。

今回のオーダー財布の内装
そして、内装もカスタムオーダーでお作りしました。その内容がこちら。

本体内側のカード入れはエンビ窓のカードポケット。真ん中にはオプションの追加カード入れパネルを縫い付け固定でお作りしています。

カードポケットをエンビ窓に変更したので、当店、ガイア2096のロゴ刻印は 小銭入れに入れて欲しい!とのことでこんな感じで小銭入れをお作りしました。

この話のまとめ
さあ、今回のブログ「動物が生きた証を存分に堪能してほしい!革の個性を最大限に生かしたヌメ革財布を制作」いかがでしたか??ちょっと長い説明多かったですけど、長年ヌメ革だけに向き合って、モノ作りをしていると、やっぱり「ここ使うと、これ傷じゃないですか?っていう人いるんだよなぁ」とか、考えちゃうこともあって、なんか 牛、革に対して、「申し訳ないなぁ~、もったいないよなぁ~」ということがあるんですよねぇ。まぁ、それも含めて、オレの力不足!もっと「革、ヌメ革の魅力」、「革と付き合っていく、とはどういうことなのか。」を 世界に伝えていかないとなぁ、、、今回のブログを書きながら、そんな風に自省した次第です♪
この記事で紹介した商品
それではまた♪

