こんにちは、頑固オヤジ店主 久保です~!
9月末になって、ようやく秋っぽくなってきました~、だいぶ過ごしやすくて嬉しいんだけど、秋ってもうちょっと長くなったりしないのかねぇ、、、

さて、今日は「道具」のお話。「レーシングポニー、修理したりカスタムしながら使う、手縫いの大切な道具のお話」と題してお届けします。

レーシングポニーって何?

みなさん、レーシングポニーってご存じですか?
革細工で手縫いをするときに使う道具なんですが、手縫いで革細工をする時って両手がふさがって、縫う革を持つことができないんですよ。そこで活躍してくれるのが、レーシングポニーという道具。股の下に突っ込んで、革を挟んで固定してくれる木製の道具のことで、この見た目が仔馬にまたがってるように見える?ってことで「レーシングポニー」という名前なんでしょうね、おれは「馬/うま」って言ってますが。とにかく、このレーシングポニーを使うと 両手で針をもって縫い込んでいくことができる! 手縫いには必須の道具なんですよね。うちのお店は全て手縫いで革財布を作ってますから、従業員分のレーシングポニーがあるわけですが、、、毎日、このレーシングポニーを酷使してるから、まぁ 不具合とか、壊れたりするんですよねぇ、、、

レーシングポニーをカスタム

レーシングポニーを使って革を挟んで手縫いをするんですが、この挟む部分。うちは化粧なしの生成りのヌメ革でモノ作りをしてるので、挟んだことで傷、抑え跡を付けたくないので、挟む部分の木製の箇所には必ず革か、帆布を張り付けて使っています。で、スタッフによっては、縫い終わったときに 手縫いのハリををくっつけるマグネットを取り付けたり、工夫して使っています。

で、こちらの写真はレーシングポニーの挟む部分を開け閉めするネジ部分。ここは縫い糸が入って、糸にネジの汚れが付いたりするのを防ぐために革を巻いたりして使っていますね。

毎日毎日使っていると、このネジのネジ山がバカになってきたりするし、挟む革の厚みによってはネジの長さが足りなくなったりするので、ネジの寸法を長くして、革を挟んで 挟む幅を微調整したりしています。

レーシングポニーの修理

昨日スタッフが使っているポニーが壊れてしまい、、、やっぱり革を挟むためのネジ山がダメになってしまいました。厚物の革を縫う工程で使うポニーは消耗が早いんですよね、、、新しいレーシングポニーを買おうかとも思ったんですが、また壊れるの目に見えてるしな、、、ということで今日早速修理?というかカスタムしてアップグレードしました!!万力?クランプを馬に固定して、クランプで 挟む部分を閉めれるようにしたんです。これが結構いい感じなんですよ~、見た目はかなりアナログな感じですが、薄い革でも、厚みのある革でも いい具合にホールドしてくれる。これは特許とれんじゃね~の??

Blanchardのステッチングクランプ

で、これはオレが使っている馬。これは股の下に挟むタイプではなくて、股で挟んで使うタイプの「ステッチングクランプ」という道具。フランスのブランチャード社製のクランプを使っています。挟む部分の下の空いたスペース、懐が広いでしょ??オレは財布だけじゃなくて、バッグとか、大きい革製品を作ったりすることがあるんで、これじゃないと縫えないものがあるから、これを使っています。慣れないと使いにくい道具ではありますが、ネジなどの金具を全く使っていない道具だから、壊れることがないんですよ!マジですごく重宝しています。

この話のまとめ

さあ、今回のブログ「レーシングポニー、修理したりカスタムしながら使う、手縫いの大切な道具のお話」いかがでしたか??レーシングポニーはうちの工房で使っている道具のうちの一つで、他にもたくさんの道具を使ってモノ作りをしています。今後、他の道具たちも紹介できるといいなぁ~

それでは、また♪