こんにちは~、店長久保でございます♪
さて第6回目の今回はいよいよ革ポーチの本体の制作に入りますよ~。
と、その前に前回はファスナーの引き手を作りましたよね?
同じ要領でファスナーを動かす時に便利なベロを先に作りました。
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●作り方~
ベロ用に裁断した小さい型・大きい型をボンドでつけ、表(大きい方)から角ベラでこすって圧着。
表の縫い目より内側が盛り上がるようなイメージで外側を角ベラでこすります。
裏側から小さい方のベロをガイドにして合わせてカッターで大きい方を切ります。
前回の引き手同様、150番紙やすりで大まかに整え、染料を塗る⇒ふのりを擦りつける⇒400番で磨くの工程を繰り返します。
満足いくテカリが出たら、ロウを塗って布で磨き、玉ネンで周囲にラインを引きます。
次に端から3mmにネジネンで縫い線を引きます。
●縫い線に合わせて先のカーブ部分は細かい11菱目で、本体縫い合わせ部分は9つ菱目で縫い穴を軽くあけ、
コルクを敷いて菱切りで貫通させます。縫い合わせ部分以外を手縫いしました。出来上がりがこちら!
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コバの磨きあげ、ちょっとコツがわかってきて前より短い時間で随分マシな仕上がりになったんじゃないでしょうか??
さて、ついに革ポーチ本体の制作に入りたいと思います!!
といっても、まずは横マチ上部の裏地の準備から。えらく地味でごめんなさい、、、
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●横マチ上部の裏地のへり返し方法~
まずは片方の端から2mmくらいを革きり包丁で漉いていきます。
※下にガラス板を敷いて包丁をあて、斜めに滑らせるように漉くのがポイント。
漉いたら際から5mmにボールペンで線を引き、この線に角ベラを立てて線を付けていきます。
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次に角ベラで革を内側に起こすように癖を付けていきます。
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だいぶ癖がつきましたね!
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これを折り返して角ベラでこすり、しっかり癖を付けていきます。
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しっかり癖がつきました♪次回はこれをボンド留めしてへり返しが完成です。
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ちょっとずつ本体に近づいてる、、、ドキドキしますね~♪次回もお楽しみに!