エルバマットの手縫い革財布、制作風景
こんにちは!頑固オヤジ店長 久保です!
先日ご紹介した、入荷したばかりの革、TEMPESTIのエルバマット/ELBAMATT。
エルバマットの革の切り出し
一枚革で届いたエルバマットの革を切り出した状態がこちら。カード入れパネル付きのミドルサイズの革財布。それぞれ必要な革パーツを切り出しました。
シボがたっぷり入った味わい深いエルバマットの革質がとってもいい感じです。
革パーツの組み上げ
カード入れ部分や小銭入れ部分、それぞれの革パーツを組み上げていきます。小銭入れのかぶせ部分、菱目打ちで縫い穴をあけて、芯材を入れ貼り合わせた状態がこんな感じ。
カード入れも縫い合わせました。キャメル、チョコ、どっちもイイ感じになりそうですね。
小銭入れは右側から開くボックスタイプの小銭入れです。
こちらは差し込み式の増設カード入れパネル。極上のラミー麻糸を使ったステッチがエルバマットの渋い革質に良く似合ってる。
うちのお店の革財布にメインで使用していたヌメ革と違って、シボが入ったエルバマットにロゴの刻印をキレイに入れるのになかなか試行錯誤しましたが、くっきりロゴ刻印も入りました。
エルバマットの革財布、完成
手縫いで仕立てた、エルバマットの革財布が完成しました!チョコとキャメルの2色展開です。エルバマットのカラーで言うとチョコはブルチャート/BRUCIATO、キャメルはカンメーロ/CAMMELLOを採用しています。
エルバマットの革財布のディテール
早速、エルバマットの革財布のディテールをご紹介します。通常の二つ折り財布より深く設計したミドルサイズの折り財布。
真ん中には差し込み式のカード入れパネルが増設してあり、12か所 カード収納があります。こんな感じの見開きタイプ。
たっぷりオイルが入った柔らかい革質のエルバマット。エルバマットと言えばシボが入っていない、スムースな革質のものばっかり流通してますけど、うちのお店ではシボが入ったエルバマットを別注して使っています。色ムラ感が濃く出たシボ感たっぷりの革質がとにかくカッコいい。
こちらは小銭入れ部分。横幅がワイドに設計してあるので、小銭もたっぷり入るし、出し入れがしやすい。
うちのお店、ガイア2096のロゴ刻印もしっかりと刻まれています。
革質の柔らかさが伝わりますかね~。手にした瞬間からくったりと手になじむ柔らかい革質はさすがエルバマット、といった感じです。
この話のまとめ
さあ、「エルバマットの手縫い革財布、制作風景」いかがでしたか?一枚革から切り出して、全て手作業で手間暇をかけて、手縫いで仕立てた革財布です。エルバマットの圧巻の革質だけでなく、手縫いによる味のあるステッチ、磨き上げられたコバなど楽しみどころ満載の革財布ですよ!ちょっとしたカスタムでの制作もお受けしていますので、ご興味ある方はお気軽にご質問くださいませ。
この記事で紹介した革財布
それではまた♪