こんばんは、店長久保でございます。
革ポーチの制作も中盤まで来ましたね~。随分全貌が明らかになってきたんじゃないでしょうか。
さて、今回は革ポーチの胴部分に玉縁を付けるまでやっていきたいと思います。
まずは胴部分、表革と裏革をボンドで貼り合わせます。
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裏革の余った箇所は革切り包丁でキレイに切り落としてあげましょう。
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玉縁用の革を18mm幅に切り揃えます。
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2本とも、片方の先端を10mm幅包丁で漉いておきます。
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玉縁用の革、10mm漉いた分と反対側を10cmほどあかしてボンドを塗って圧着し、玉縁状にします。(10cmあけたのは胴部分に接着して玉縁を輪にする時に必要な部分になります。)
玉縁状に接着できたら玉縁の玉部分が均一な丸みを帯びるように指で整えてあげます。
【胴と玉縁を接着する工程】
胴部分の端から4mmでネジネンで線を引き、貼り合わせる部分をカッターで荒らします。玉縁も4mm幅でネジネンで線を引き両面接着部分をカッターで荒らしておきましょう。次に胴部分の裏革に5mm幅でネジネンで線を引き、菱目打ちで縫い穴を開けます。
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いよいよ玉縁と胴の接着です!胴の中央の合い印より、玉縁の薄く漉いた方を10mm前に出してボンドで留めていきます。角部分は玉縁を起こし、胴部分を上に引っ張り上げながら接着するのがポイント!なぜかというと出来上がりの角部分に丸みを帯びさせるためなんですよ♪
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直線部分はまた寝かせた状態に戻しながら接着していきます。輪になるところまで来たら、漉いた分10mm分だけかぶるように長さをカットし、先を革切り包丁で漉いてカッターで荒らし、ボンドで圧着してあげれば玉縁接着の完成です!! 継ぎ目が結構目立ってるなぁ~、もっと薄く漉いてあげるべきでしたね、、、
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四隅の角を起こして接着する、というのが大事なポイント。出来上がりの角の丸みが楽しみですね~!
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【横マチを玉縁と接着する前準備】
こんどは合い印が重要になってくるので、型紙を使い胴部分と横マチ部分の際にボールペンで合い印を付けてあげましょう。
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胴と横マチをキレイに接着できるように、角の始点終点、胴幅の中央部分に合い印を付けているんですね~。
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横マチ部分の接着部分も4mm幅でネジネンで線を引き、カッターで荒らせば前準備の完成です♪
次回はついに胴と横マチの接着に取り掛かります!楽しみですね~♪
それではまた!!