バギーポートのボストンバッグに底鋲取り付け加工
こんにちは、頑固オヤジ店長 久保です!
当店で人気の国内ブランド、バギーポート。バギーポートの中でも根強い人気を誇るオイルバケッタ革シリーズの重鎮的存在、TEPP-2023 ボストンバッグ。コロンとしたレトロなフォルムと男らしい圧巻の革質で、かなり長いことロングセラーの商品です。このバギーポートのボストンバッグ、中敷き&底鋲取り付けも別注でお受けしているんですが、今回お客さまから中敷き&底鋲取り付け加工でのご注文いただきましたので、底鋲取り付け加工の模様をご紹介したいと思います!
バギーポートのボストンバッグ
今回底鋲を取り付けるバギーポートのボストンバッグ TEPP-2023がこちら。堅牢なオイルバケッタ革を存分に堪能できる贅沢なボストンバッグです。
頑固オヤジ店長自身もこのボストンバッグ、すごく好きで、このボストンバッグの動画を以前作ったんですが、こちらも合わせてご覧ください。
さて、こちらのバギーポート オイルバケッタボストンバッグ、実は2サイズありまして、こちらのTEPP-2023は小さいサイズ。大きいサイズのTEPP-2024には底鋲が付いているんですけど、小さいサイズのTEPP-2023には底鋲が付いていないんです、残念ながら。
そんな理由から、当店ではお客様のご要望に合わせて、中敷き&底鋲取り付け加工をやっているわけです。
中敷き&底鋲取り付け加工の模様
それでは早速、中敷き&底鋲取り付け加工の模様をご紹介していきましょう。
中敷きの制作
まずは中敷きの制作から。こちらのオイルバケッタ革のボストンバッグ、硬さもある程度あるので、中敷き必要ないお客様には底鋲だけ取り付けているんですけど、底鋲の効果を発揮させるにはやはり、中敷きを入れて底をしゃんとしたほうがいいんですよね。さて、それでは制作工程をご説明していきます。まずはボストンバッグの底のサイズに合わせて、中敷きの型紙を準備。型紙に合わせて底用の芯材を裁断します。裏地、バッグの内部に傷がつかないように、角を落として裏地でくるみます。4辺に縫い穴を空けて、一針一針手縫いで縫いあげていきます。
中敷きといえども当店では手縫いで仕上げています。バッグ本体同様、というか負けず劣らずの強度を誇る中敷き。
こちらが完成した中敷きです。
中敷きの固定、底鋲取り付け工程
中敷きも用意ができたところで、いよいよ底鋲の取り付け工程に入ります。まずはボストンバッグの底マチに、底鋲取り付け位置の印をつけていきます。
裏地も合わせて、底鋲穴を貫通させます。
ひとまず4隅に等間隔に穴を空けて、それに合わせて中敷きにも穴を空けた状態がこちらです。
中敷きを中に入れて、底鋲の金具で挟んで打ち込んでいきます。
4隅が固定された状態で、最後の仕上げ、5点目の底鋲穴を空けていきます。
5点目、中央に底鋲を取り付けて、打ち込めば完成です!
中敷き&底鋲取り付け、完成!
はい、中敷き&底鋲取り付け、完成です!こちらが5点留め底鋲取り付けしたボストンバッグ。ビシッと引き締まったルックスだけではなく、外出中、バッグを下に置いても汚れが付くのを軽減してくれます。
完成したボストンバッグ、先日発送させていただきました。
この記事で紹介したバギーポートのボストンバッグ
それではまた♪
本日、ボストンバッグが無事に届きました。この度は購入前の問い合わせから、商品発送までの間、とても丁寧に対応頂き誠にありがとうございました。男らしいバッグだと思います。僕のお気に入りの相棒が1つ増えました。大切にしていこうと思います。