こんにちは、頑固オヤジ店主 久保です!

あっという間に2020年、8月も下旬、28日になってる、、、毎年楽しみにしてる近所の夏祭りも新型コロナの影響でぜ~んぶ中止、、、ただ暑いだけで夏の風物詩を何にも楽しむことなく、夏が終わっちゃうんですねぇ~。あと3か月もすれば年末ですよ、年末、、、いや~、なんて年だ!全く、、、と言いながらも毎日受注の制作に追われる日々。先日はトートバッグのご注文をいただきましたので、今回のブログでは「ハンプとヌメ革で仕立てたトートバッグの制作」と題してお届けしたいなぁと思います♪

トートバッグの制作模様

それでは早速トートバッグの制作模様をご紹介したいと思いますが、あれ、そういえば以前のブログでもご紹介したことがありましたね、、、前回ご紹介した制作工程は、こちらの記事をご覧ください♪

アメリカンヴィンテージがカッコいい、ワークトートバッグ

2019年7月9日

前回ご紹介していない制作工程を中心にご紹介しますね。こちらはトートバッグ本体前後の面に取り付けたヌメ革ベルトを手縫いで縫い付ける工程。

トートバッグ本体前後のベルト4本を縫い付けたら、底部分の船型になる ヌメ革を縫い付けていきます。

底部分のヌメ革を縫い付けたら、いよいよ本体の縫い合わせです。裏返してトートバッグ本体の横端をそれぞれ革用ボンドで貼り合わせて、先に準備したヌメ革の巻き革(パイピング)で包んで接着したうえで 手縫いで縫い合わせていきます。

底部分も巻き革の上から縫い合わせました。ここの縫い合わせはハンプと革が何層にも重なった部分なので、縫い合わせもかなりハードな作業。

ハンプとヌメ革のトートバッグが完成

簡単にご説明してきましたが、様々な工程を経て ついに、ハンプとヌメ革のトートバッグが完成しました!いわゆるトートバッグ然とした トラッドなトートバッグ。今どきの市販のバッグではまずお目にかかれない、武骨で上質な素材、倉敷帆布の中でも ミシンで縫うのはまず不可能!かんなり分厚い 国内最厚の2号ハンプ。そして 革部分は 世界に誇る日本の雄、栃木レザー史上最高峰の極上ヌメ革で仕立てた オールドアメリカンなトートバッグに仕上がりました。

2.5mmもの厚みがある、栃木レザーのヌメ革を細部にあしらった、本体フロント部分。中央にはうちのお店、ガイア2096のロゴ刻印をさらっと配置。

トートバッグの持ち手、ハンドル接続部分は 銅素材のリベットを使ってガッチリと固定しています。使っていくうちに銅のリベットは錆びてエイジングするんですが、その錆がヌメ革にちょっとづつ浸食していく具合がヴィンテージな風合いを加速してくれます~、ほんとカッコいいんですよ~~!

トートバッグ本体前面のベルト、底革の縫い付け部分。倉敷ハンプのゴワゴワ感と、本当に相性抜群です。

側面の底革縫い合わせ部分です。「これぞトートバッグ!」というべき、トラッドな仕立てにしています。

大きいサイズのトートバッグなので、肩に掛けれる取り外し可能なショルダーベルトも標準装備でお作りしています。トートバッグ本体側の取り付け部分もかなり頑丈なDカンを取り付け、ショルダーベルトも 金具は真鍮無垢、銅のリベットで打ち込んで固定した屈強なベルトになっております。

トートバッグの背面側はこんな感じ。極上の素材を存分に楽しんでいただけるように、とってもシンプルなデザインに仕立てています。

この話のまとめ

さあ、「ハンプとヌメ革で仕立てたトートバッグの制作」いかがでしたか?お店の商品ページだけではなかなか見えてこない、出来上がるまでのストーリーや、トートバッグの細部・ディテールが また違った角度でお伝えできれば嬉しいです♪インターネットで写真だけで、このトートバッグの存在感はなかなか伝わりづらいとは思いますが、まずこんなトートバッグは手に入らないと思いますっ!頑固オヤジ店主 久保が自信を持ってお届けする、2号ハンプとヌメ革仕立てのトートバッグ、ぜひご体験ください~!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

それではまた♪

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