革財布にお気に入りの柄を入れたい!ヌメ革に魚のレザーカービングを施した、オーダーメイドのショートウォレットの制作事例
こんにちは、頑固オヤジ店主 久保です~!
うちのお店では まだ本格的にサービスを始めてはいないんですけど、以前ご依頼いただいて制作させていただきました カービング革財布、当店では真新しいカスタムになりますので、今回のブログでは「革財布にお気に入りの柄を入れたい!ヌメ革に魚のレザーカービングを施した、オーダーメイドのショートウォレットの制作事例」と題して、レザーカービングを入れたオーダーメイドのショートウォレットの制作過程と完成品をご紹介したいと思います~!
カービングとは?
ウィキペディアによるとこういうことみたいです。
カービング (Carving) とは、彫刻のこと。一般的に趣味の木工芸彫刻を指すことが多いが、この項では彫る素材・対象によって名称が異なることを考慮し、素材・対象別に記述する。大まかには、素材名をつけて三次元的に装飾を施すためのカービングと、対象名をつけて対象物を立体的に真似て模型を作るカービングに大別できる。
つまり、うちのお店でやっているカービングっていうのはレザーカービング(Leather curving、英語で忠実にいうとレザーカーヴィングかな)、ということ。要は 厚みのある革に彫刻しておうとつを付け 立体的な模様を入れる、という加工のことなんです。革財布にレザーカービングを入れることができる、ということは世界に一つだけ、あなたが大切にしている お気に入りの図柄、模様を財布の表面に刻むことができる、という特別感のあるカスタムなわけです。
お客様のお気に入りの図柄
ご依頼いただいたお客様から送っていただいたのがこちらの画像です。入れたい模様は千差万別、ご希望の図柄や写真を送っていただければ、その図柄を革財布に入れることができるんですよ~。
頂いた画像を、ご希望の革財布のサイズに合わせて 尻尾を曲げてアレンジしたいと思います。ご希望いただいた革財布はショートタイプのウォレット、二つ折り財布になります。
まずはショートウォレットのサイズに合わせてトレーシングペーパーに書き写しました。
ヌメ革に下絵を描く
先ほど書き写したトレーシングペーパーを革財布本体のヌメ革に重ねて、ヌメ革に下絵を描いていきます。レザーカービングの鉄筆でトレーシングペーパーをなぞっていく感じですね。
ヌメ革に書き写した模様がこちら。この模様を元に、レザーカービングを進めていきます。
レザーカービングの工程
それではレザーカービングを進めていきましょう。先ほど入れた筋、模様に沿って スーベルナイフで深く切り込みを刻んでいきます。
スーベルナイフでカットし終えた状態がこちらです。先ほど鉄筆で入れた筋と比べて かなりくっきり図柄の輪郭が出てきました。
頂いた元図柄の黒い部分をバックグラウンドという打ち棒で潰しておうとつを出していきます。
出来上がったレザーカービングによる模様がこちらです~。かなり立体感が出てますねぇ♪
魚柄のレザーカービングを入れたショートウォレットが完成
先ほどカービングしたヌメ革財布の本体と財布の内装を縫い合わせれば、魚柄のレザーカービングを入れたショートウォレットが完成です!
革財布本体のレザーカービング
ブラックのヌメ革に赤いステッチで作ってほしい、とのご要望で完成した革財布がこちら。
お気に入りの魚の図柄がくっきりと刻まれた、世界に一つだけの革財布になりました~。
ショートウォレットの収納とディテール
今回お作りしたショートウォレットの収納とディテールをご紹介します。昔ながらの横長タイプのショートウォレット。小銭入れがない、全面カード入れ仕様の二つ折り財布です。
間仕切りを入れた2層式の札入れ部分。
当店、ガイア2096のロゴ刻印が入ったカード入れポケット。
ブラックのヌメ革もナチュラルのヌメ革同様、全てのカードポケットのコバ部分に入れた 焼きネンが革財布を引き締まった印象にしています。
ブラックのヌメ革に赤い縫い目、ステッチが映えてますねぇ。
ヌメ革財布のコバ。丸みを帯びた、磨き上げられた美しいコバもうちのお店の最大の特徴の一つです。
この話のまとめ
さあ、「革財布にお気に入りの柄を入れたい!ヌメ革に魚のレザーカービングを施した、オーダーメイドのショートウォレットの制作事例」いかがでしたか?シンプルな革財布ももちろんいいんですけど、お気に入りの図柄をカービングした 自分だけの革財布っていうのも、特別感、プレミアム感があっていいですよね。ご興味ある方、まずは頑固オヤジ店主 久保まで、メールで図柄を送ってください!あなたの理想の革財布になるようお力添えさせていただきますよ~。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた♪