ブリーフバッグのファスナーエンド、修理レポート

2015/08/12（水）

こんにちは！店長の久保でございます♪
先日お客様より白化合皮×レザーのブリーフケースのファスナーエンドが取れてしまった、と
ご連絡いただきまして、修理のためお預かりしました。
まずは状態をチェック。
ファスナーの端、革部分がポロっと外れてしまっています。見たところ革の縫製自体はほつれていません、ファスナーのコットンテープの端がほつれて抜けてしまったようですね。

まずはファスナーエンドの革の縫い合わせた糸を切ってほどいてみます。縫い合わせはしっかりされていましたので、やはりこちらの革部分に問題はなさそうです。

ファスナーのコットンテープの端の画像がこちら。やはりかなり、ほつれていますね。このまま縫い直しても恐らく、また抜けてしまいそうだったので、ボンドでほつれた先をまとめてあげました。

しばらく風を当てて乾かした後、革を当ててみます。抜けずらいようにちょっと奥まで突っ込んで手縫いしようと思います。

以前の記事でご紹介した、自作のレーシングﾎﾟﾆｰがここで登場！！バッグをはさんでファスナーエンドの革を縫い合わせていきます。3回返して縫いました。

端を2回、外側から縫い合わせてきつめに締めます。

縫い終わりもボンド留めして完成！！

ここで、バッグの経年変化をご紹介いたします♪
5か月ご愛用いただいているバッグです。本体は白化合皮ですので変化はありませんが、付属の革部分にご注目ください！革の角の部分がアタリがついて色濃く、丸みを帯びてすごく味が出ていますね～！！

ハンドル部分が最もエイジングしています♪格好良いですね～、毎日ご愛用いただいているのがひしひしと伝わってきます。

フロントポケットのファスナーの引き手とプル部分。ファスナーを開けるときに、プルをつまんで引き手をひっぱる、そんな動作が垣間見えるような、プル部分のシワの出方がいい感じです。オーナーの使い方によって、千差万別な経年変化が楽しめる、これこそ革の醍醐味ですよね！！

お預かりしておりましたバッグ、本日修理が完了しましたので、明日発送させていただきます！
お戻しまで今しばらくお待ちくださいませ♪